RBライプツィヒからイブラヒマ・コナテ獲得を成功させ、次なるターゲットへと視線を移したリバプール。ミッドフィルダーやフォワードと補強すべきポジションがいくつか存在しているなか、次の補強対象は前線の選手になりそうだ。
『Inside Futbol』によると、フィオレンティーナに所属するセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチとの契約交渉が前進している。ACミランもクラブと話し合いの場を設けているものの、リバプールが先頭を走っている。
フィオレンティーナはセリエAを13位で終えており、決して褒められた成績ではない。そんななかでも、セルビア代表FWは抜群の成績を残した。37試合21ゴールと大量の得点を決めた同選手だが、リーグ後半戦だけで15ゴールを奪っており、大爆発を見せた。
今シーズンのセリエA年間最優秀若手選手にも選出されており、今季の活躍にビッグクラブが放っておくわけがなかった。リバプールやACミラン以外にも、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、ウェストハム、RBライプツィヒ、ASローマ、アトレティコ・マドリードなど名だたるクラブが獲得に名乗りを上げている。
190cmの高身長と驚異的なフィニッシングスキルから、バイエルン・ミュンヘンで得点を量産し続けるベテランFWロベルト・レヴァンドフスキとも擬えられるほどの逸材で、空中戦でも強さを発揮する。シュートも力強く、威力抜群なミドルシュートも放てる一方で、カールを巻いてゴール隅に決めることも可能。
市場価値が上昇中の同選手獲得は容易ではない。それでも、力強さを備えるセンターフォワードがいないリバプールにおいては面白いオプションになり得る。退団濃厚なディボク・オリギとはまた違った動きができ、ゴール前での決定力は誰もが認めるところ。
周りとの連携やパス、守備意識など改善すべき箇所は数多く存在する。試合展開も早いプレミアリーグにおいて、すぐさまフィットすることは難しいかもしれないが、数年単位で考えるとリーグを代表するストライカーへと変貌するポテンシャルを有している。
他にも噂にあがっているストライカーやウインガーが多くおり、真のターゲットが誰なのかはいまいち掴めない。はたして、セルビア代表FWは新天地を求め、今夏移籍するのだろうか…そして、移籍先はどのクラブになるのだろうか…