今年6月6日まで開催されていたU-21欧州選手権2021において、決勝戦まで進んだポルトガルU-21代表。ファイナルではドイツU-21代表に敗れてしまい、惜しくも大会は準優勝で終えた。そんな大会で最優秀選手に輝いたのが、ポルト所属MFファビオ・ヴィエイラ。
代表チームの主力として活躍した21歳ミッドフィルダーは、スポーツジャーナリストであるブルーノ・アンドラーデによると、リバプールの補強リストに名前が記載されているようだ。優先ではないようだが、スカウトチームが動向を注視している模様。
テクニックとパスセンスに優れている同選手は、すでにポルトで37試合に出場しており、クラブにおいても将来を嘱望されている。かつにてリバプールに在籍したMFスソ(セビージャ)を彷彿とさせ、同じポルトガル代表で言えばベルナルド・シウバに近しいプレースタイルを有する。
なお、今回の報道には昨シーズンにローン移籍でポルトに在籍していたMFマルコ・グルイッチが関係している。絶対的なレギュラーではなかったものの、ポルトは完全移籍での獲得を望むと言われている。
しかし、リバプールが要求している1500万ポンド(約21億円)を支払いたくなく、交渉は順調に進んでいない。リバプールでのポジションはないため、売却を急いでいるクラブは値下げする代わりに、将来有望な若手選手を迎え入れたいと考えている。そのターゲットが、ポルトガルU-21代表MF
ファビオ・ヴィエイラになっているようだ。
具体性に乏しい報道だけに、信憑性は低いと言わざるを得ない。それでも、主力選手が高齢化するリバプールにおいて、各ポジションでの世代交代が必須。数年後を見据えての補強と考えると、双方にとってメリットのある取引になるかもしれない…