昨シーズンはチャンピオンシップ所属カーディフ・シティへとローン移籍し、シーズンを通して7ゴール12アシストと見事な数字を残したリバプールFWハリー・ウィルソン。ユーロ2020ではウェールズ代表に選出されており、能力を高く評価された若手選手である。
3年連続でレンタルを経験し、昨夏にはプレミアリーグ・バーンリーへの完全移籍にも近づいていたとされる24歳のフォワードもまた移籍を希望している。ハーヴェイ・エリオットもローンから復帰するだけに、アンフィールドでの出番は限定的にならざるを得ない。
プレミアリーグやチャンピオンシップから数多くの関心が寄せられるウェールズ代表FWには、リーズ・ユナイテッドも獲得レースに参戦していた。先日には離脱も報じられたリーズだが、やはりハリー・ウィルソンを補強ターゲットに設定している、と『the Mirror』が伝えている。
反対に、リバプールはリーズFWハフィーニャに関心を示しており、交渉の一部に組み込めれば最高の取引となるだろう。しかし、来シーズンにはリーズ2年目を迎えるブラジル人フォワードを、マルセロ・ビエルサ監督率いるチームが簡単には手放さない。
選手本人もリーズでの成長を誓っており、今夏での移籍は非現実的か。一方で、ハリー・ウィルソンの移籍は実現するだろう。ただし、新天地がリーズになるかはまだまだ未知数。ライバルになるのは嫌だが、トップリーグで活躍できる能力を持っているだけに、プレミアリーグクラブへの移籍を果たして欲しい。
バーンリー移籍破談の理由が移籍金額とも言われており、満額で支払うクラブが存在していることが前提条件。リーズがすでに撤退しているとの報道も出ており、移籍金がネックになっているようだ。売却には少しの値下げが必要になりそうだが、それでもウェールズ代表FWのためにもそろそろ放出をしてもらいたい…