ウェールズ代表の一員としてユーロ2020に参加しているリヴァプールDFネコ・ウィリアムズ。幼い頃からアカデミーで育ち、同じく下部組織で成長を遂げたDFトレント・アレクサンダー=アーノルドの貴重なバックアップの立場で、ファーストチームに帯同している。
昨シーズンは全コンペティションで14試合に出場した右サイドバックは、将来を嘱望されている。一方で、イングランド代表から無念の離脱となってしまったDFトレント・アレクサンダー=アーノルドとポジションを争う存在にはなれず、選手として満足のいく試合数を得られていない。
バーンリーやノリッジ・シティ、スウォンジー・シティなど複数のクラブが獲得に興味を示しており、来シーズンは出番の得られるクラブへレンタルされるものと思われていた。『The Athletic』によると、リヴァプールはウェールズ代表DFの完全移籍での放出に前向きのようだ。
選手本人も出番を求めており、クラブからの脱出を熱望している。リヴァプールは移籍金1000万ポンド(約14億円)程度を要求するものと見られており、それ以下での金額での売却が考えていない。今回の報道では、リーズ・ユナイテッドやサウサンプトン、 アストンビラ、バーンリーらが移籍先候補とされている。
20歳で今後のキャリア形成のためにも、出来る限り多くの試合に出る必要がある。ウェールズでは左サイドバックでもプレーしており、右に比べれば少し見劣りするが、両サイドバックを務められる。移籍先は引く手数多であり、チャンピオンシップから経験値を積んでいくのも面白い選択肢になるだろう。
いずれにしても、来シーズンは新たなクラブでプレーすることが濃厚。それでも、リヴァプールは代わりとなる選手を獲得せず、ジョー・ゴメスをローテーションで起用する構え。17歳のコナー・ブラッドリーも首脳陣から評価が高く、万が一の場合にはステップアップする可能性もある。
またファビーニョも元々は右サイドバックを務めていた経緯もあり、最悪の事態には同ポジションで起用するかもしれない。はたして、 リヴァプールDFネコ・ウィリアムズの新天地はどこになるのだろうか…?