2019年にフラムからリバプールへ加入したFWハーヴェイ・エリオット。将来的にはクラブのみならず、イングランド代表を引っ張る存在になり得る逸材であり、高いポテンシャルは誰しもが認めるところ。
昨シーズンはチャンピオンシップ所属のブラックバーンにシーズンローンで移籍し、41試合7ゴール11アシストと驚異的な数字を残した。右ウイングを主戦場とする同選手は、切れ味鋭いドリブルとパスセンスに加え、ローン移籍で得点力を磨き上げた。
今夏にもローン移籍の可能性を残すものの、リバプールに残留してポジションを争うことが予想される。試合出場により経験値を、そして結果を出したことで自信を得た元フラムFWは、若干18歳にもかかわらずスタメンに意欲を示している。
「サッカー界では多くのヤングスターが活躍しており、年齢を言い訳にはできない。ポジション争いに屈せず、チームにとって信頼に値することを証明しなければいけない。」
ただし、競争相手はエジプト代表FWモハメド・サラー、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ、セネガル代表FWサディオ・マネと世界的なフォワード陣との争いが待ち受けている。サッカー界でも熾烈な競争に打ち勝たなければ、出番すら危うい。
高いチャンスメイク能力から中盤での起用を報じるメディアもあるが、まずはウィンガーとしての起用が優先だ。リバプールでのウィンガーには、他のチームよりもゴール数が求められるだけに、今シーズンを上回る得点感覚を身につけなければいけない。
カップ戦などを中心に実力を示しつつも、リーグ戦での出番を待つのが現実的か。年末には過密日程が訪れるプレミアリーグにおいては、クリスマスから年始の期間に主力を休ませるためにも、試合出場の機会が増えるかもしれない…