昨年にシェフィールド・ユナイテッドに加入したノルウェー代表MFサンダー・ベルゲ。初年度は旋風を巻き起こしたチームの勢いとともに、好調なパフォーマンスを維持し、初挑戦となるプレミアリーグにすぐさま順応した。
2年目となった昨シーズンは負傷の影響もあり、リーグ戦での出場15試合のみ。開幕戦から調子が上がらず、深刻な得点力不足に悩んだシェフィールド・ユナイテッドを降格から救うことができず、来シーズンにはチャンピオンシップでの挑戦が待ち受けている。
クラブ上層部との対立も報じられたクリス・ワイルダー監督がシーズン途中で解任され、チームとしての方針が定まっていない。そんな中で、ノルウェー代表MFサンダー・ベルゲにはプレミアリーグ各クラブが関心を強めている。
リバプールもそのクラブのひとつであり、さらに言えばシェフィールド・ユナイテッドに移籍した時点でも強い関心を寄せていた。選手本人も降格したクラブでのプレーを望んでおらず、今夏の移籍市場での離脱を希望している。
エバートンやアーセナルなども獲得レースに参加していると言われており、3500万ポンド(約49億円)の契約解除金が設定されていると報じられていた。ただ、イタリアメディアによれば、さらなる値引きが行われ、1000万ポンド(約14億円)で獲得が可能という驚愕のニュースが飛び込んできた。
しかし、この報道は正しくなったようだ。『Sheffield United News』によれば、移籍金の値下がりは全くもって事実ではなく、獲得を狙うクラブは3500万ポンド(約49億円)を準備しなければいけない。
チャンピオンシップに降格しただけで、元KRCヘンクMFにとって1000万ポンドは割安すぎる。3500万ポンドから多少の値下げに応じる可能性はあるものの、争奪戦が白熱すれば移籍金が変化する確率は下がる。
サンダー・ベルゲはそもそもシェフィールドの地を後にするのか…そして、新天地はどこになるのだろうか…移籍市場から目が離せない。