EURO2020も終わり、参加していた選手たちの移籍は活発化している。イタリア代表として同大会で2ゴールをマークしたサッスオーロMFマヌエル・ロカテッリは、アーセナル移籍を拒絶し、リーグ連覇が途切れたユベントスへの移籍を熱望している。
ユベントスは3000万ユーロ(約39億円)+若手選手の譲渡でのオファーを検討しており、近々正式なオファーが提示される見込み。アーセナルは4000万ユーロ(約52億円)の移籍金を準備していたと言われるが、同選手にはプレミアリーグ移籍は頭の中にない。
サッスオーロでは99試合に出場し、7ゴール11アシストと見事な数字を残している。イタリア代表でも15試合で出番を得ており、セリエAを代表するミッドフィルダーのひとりだ。クラブはリーグ8位に沈んでおり、かつてACミランにも所属したイタリア代表MFだけに、今夏でのステップアップを目指している。
移籍市場に詳しいスポーツジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ロカテッリ退団に備えるサッスオーロは、セルビア代表MFマルコ・グルイッチを後釜に据える方針を定めており、リヴァプールに獲得可能性について問い合わせを行ったようだ。
Sassuolo have asked Liverpool for Marko Grujic as potential new signing to replace Locatelli who’s leaving the club this summer. 🔴 @DiMarzio #LFC #transfers
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 14, 2021
近年はローン移籍を繰り返すリヴァプールMFは、昨シーズンもFCポルトへとレンタルされていた。主軸とまでは行かなかったものの、戦力のひとりとして評価されており、ポルトも同選手の獲得を狙っていると言われている。
2016年に地元レッドスター・ベオグラードからプレミアリーグへと移籍したセルビア代表だが、アンフィールドでのポジション確保に苦しんでおり、クラブは今夏での放出に前向き。ポルトは評価額において相違があり交渉が難航しており、今後はサッスオーロが希望額を提示できるかが争点になりそうである…