RBライプツィヒから完全移籍で加入したフランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテ。大型ディフェンダーはオーストリアでスタートしたプレシーズン・トレーニングキャンプに参加しており、リバプールでのキャリアが始まった。
昨シーズンはセンターバックに負傷者が続出し、若手DFナサニエル・フィリップスやリース・ウィリアムズ、さらにはローンで加入していたトルコ代表DFオザン・カバクに頼らざるを得ない状況に陥ってしまった。
補強における最優先課題となったセンターバックポジションに、早々にフランス期待の若きディフェンダーの獲得に成功。バカンス期間が明けプレシーズンに合流した同選手は、新たなチームメイトとの初めて練習を行った。
トレーニンググラウンドでの練習を見守ったユルゲン・クロップ監督は、新加入選手のパフォーマンスに興奮を隠しきれない。LFC公式サイトとのインタビューに応えたクロップ監督は、イブラヒマ・コナテの人間性と能力に多大な期待を寄せている。
「彼はグッド・ガイで、ここに来てくれて嬉しいね。」
「チームに加わってくれて、ほんとに幸せだ。まだまだ若くて、信じられないほどに若い。けど、経験は豊富。過去には好パフォーマンスを披露しているし、今後はよりよくなってくれるといいね。」
「でも、彼にとってはリバプールでの初めてのプレシーズンだ。ほかの新加入選手と変わらず、選手について多くを知らない。だからこそ、慎重になりつつも、クラブに対して感じていることなどを継続的なコミュニケーションで拾い上げたい。通常の通りのプロセスで、ほんとにここに加わってくれて嬉しいよ。」
新たな国で、新たな言語で、新たな生活環境。プライベート面で新しい環境に慣れなければいけない上で、リバプールのプレースタイルや戦術、チームメイトの特性などプレー面でも新たなチームに馴染まないといけない。
イングランドサッカーになれるまでは、ファビーニョのように時間をかけてじっくりと育てていく可能性も考えられる。年齢も22歳と急ぐ必要もなく、近年は怪我がちのコンディション調整にも時間をかけたい。
守備陣と切磋琢磨しながらも、ディフェンスリーダーであるフィルジル・ファンダイクやジョエル・マティプから経験を学び、近い将来にプレミアリーグを代表するセンターバックとして君臨してくれることを願ってやまない…