昨季のプレミアリーグにおいて、残留請負人サム・アラダイス監督を招集したウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン。交代直後こそ可能性を感じさせたが、最終的には19位に沈み、来シーズンからはチャンピオンシップへの降格が決定した。
同チームでエース級の活躍を見せたのが、ブラジル人FWマテウス・ペレイラ。左足で操るボール扱いやドリブル能力、高いパスセンスなど攻撃的なプレーヤーとして求められるスキルを、高いレベルで兼ね備えている。
プレミアリーグ初チャレンジとなった昨シーズン、スポルティング・リスボン(ポルトガル)で成長してきた同選手は33試合11ゴール6アシストと初挑戦とは思えないパフォーマンスを披露。下位で苦しむチームにおいて、攻撃陣を牽引し続けた。
評価を一気に高めたウインガーには、降格したチームからの退団が噂されている。『The Mirror』によると、リバプール、アーセナル、レスター・シティ、リーズ・ユナイテッドの4クラブが選手の動向を追っており、今夏の移籍市場での正式なオファーも検討している。
先日にはアル・ヒラル(サウジアラビア)が700万ポンド(約9.8億円)でのオファーを提示していたようだ。しかし、WBAが考える評価額との乖離が見られることから、同クラブは中東からのオファーを拒否している。
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン新監督のヴァレリアン・イスマエルは、ブラジル生まれのウインガーと話し合いの場を設けたことを明かしたものの、同選手の去就については明言を避けており、近いうちに動きがあるかもしれない。
来シーズンもプレミアリーグでの戦いを継続するのか。それとも、チャンピオンシップでWBAとともに昇格を目指すのだろうか…?