リヴァプールは、レアル・マドリードMFマルティン・ウーデゴールを諦めていない!?

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Liverpool may be able to bring Martin Ødegaard from Real Madrid? 移籍

2014年に神童がひとり生まれた。若干15歳でノルウェー・フル代表デビューを飾ると、勢いそのままにレアル・マドリード下部組織に加入。2年後の2017年にはトップチーム昇格を果たし、順風満帆のサッカー人生が始まると思われた。

しかし、スター選手が揃うトップチームでは出番に恵まれず、オランダやスペイン国内でローン移籍を繰り返してきた。昨シーズンにはアーセナルに半年間のレンタルで加入すると、14試合に出場し印象的なパフォーマンスを披露し続けた。

今夏は一旦レアル・マドリードに舞い戻っているものの、アーセナルは同選手の残留を希望している。カルロ・アンチェロッティ新監督のもと、ノルウェー代表のチーム内での序列が変化するのか、それとも昨年同様に蚊帳の外なのか注目が集まる。

一部の報道では、財政面でバランスを保つためにも、かつての神童の売却にも前向きと言われており、スペイン首都での不遇の時代に終止符を打つかもしれない。また、キリアン・エムバペ獲得に向けて資金をかき集めなければならず、その一環としても使われる可能性が高まっている。

『AS』によれば、リヴァプールも獲得を諦めていない。5100万ポンド(約71.4億円)とも伝えられる移籍金の支払いには苦慮するが、同クラブがノルウェー代表MFの獲得を最優先に捉えている場合は、複数の選手を売却することで準備できる金額ではある。

昨シーズン途中には、試合終了後にピッチ上で親しげに話し合う同選手とユルゲン・クロップ監督の姿が映し出されると、たちまちに獲得の噂が浮かび上がってきた。ゴールエリア付近で仕事ができるミッドフィルダーは、フィリペ・コウチーニョ退団以来待ち望まれたプレーヤーであり、年齢的にもチアゴ・アルカンタラの後継者になれる存在だ。

スペイン移籍を決める前には、当時ブレンダン・ロジャーズ監督率いたリヴァプールの練習にも参加していた経緯を持つ。最終的にはレアル・マドリード移籍を決断したわけだが、元々リヴァプールのファンだけに何が起きても不思議ではない。

問題は、攻撃的ミッドフィルダーの優先度が高くないこと。チアゴに加え、カーティス・ジョーンズ、ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド・チェンバレンと枚数が揃っており、無理して獲得する必要性がない。

守備にも強度を持って対応できるミッドフィルダーが最優先であり、前線強化も目論むチームだけに、5100万ポンド(約71.4億円)は高すぎる買い物だろう。ケイタやチェンバレンが放出されれば確率は高まるが、現時点ではあまり現実的ではない。

現行契約は2023年までとなっており、残り1年となる来年にはグッと移籍金が下がる。契約延長しない前提ではあるが、今夏での売却に失敗した場合には比較的安価での獲得ができるかもしれない。一度はアンフィールドで観たい逸材だけに、いつの日かリヴァプールに加入してもらいたい…

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