2015年にバーンリーから完全移籍でリバプールに加入したイングランド代表FWダニー・イングス。アンフィールドでは負傷により長期離脱していた経緯もあり、わずか25試合4ゴールに留まった。怪我から復帰後もフロントスリーを脅かすに至らず、1年間のローン移籍を経て、2019年に正式にサウサンプトンに入団。
イングランド南部のクラブに加入以来、持ち前の得点感覚が復活を遂げ、たった3年間の在籍期間で100試合46得点とプレミアリーグを代表するストライカーへと返り咲いた。ヨーロッパを舞台に戦えるクラブへの移籍を志願しているとも言われ、今夏の電撃移籍もあり得る。
2015年に戻り、同時期にリバプール へ加入したのが、いまでもいぶし銀の活躍を見せ続ける元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー。鉄人ミッドフィルダーは本職ではない左サイドバックを担当するなど、250試合に出場している。
時を同じくしてリバプール移籍を実現した元バーンリーFWは、これまで共にプレーしてきた選手のなかで、もっとも過小評価されている選手として『ジェームズ・ミルナー』を挙げ、元同僚を手放しで評価している。
「おそらくは、ジェームズ・ミルナーだね!」
「ミルナーはつまらないなど、冷やかされることも多いけど、彼は素晴らしい男なんだ。」
「信じられない能力を持っており、ひたすらに働き続ける。」
「トレーニンググラウンドで一緒に練習し、毎日を共に過ごさない限りは彼がどれほど優れたサッカー選手だと理解しづらいと思う。」
「35歳となった今でもハードワークを続けており、チームの誰よりも長く走る。溢れる能力を兼ね備えており、彼がもっとも過小評価されているプレーヤーだと思う。」
プレミアリーグにおいて、これまで564試合に出場している同選手は、プレミアリーグ出場試合ランキングで5位に付けている。アストン・ビラなどで活躍したMFガレス・バリーが653試合でトップに君臨しており、残り89試合と偉大な記録に迫っている。
あと数年間プレーを維持できれば達成しそうな勢いだが、年齢が問題。35歳となり、負傷の頻度も増えているなかで試合出場数を稼ぐのは至難の技。それでも驚異の肉体で、出場すればいまだに安定したパフォーマンスを披露しており、『老い』の一言はミルナーには似合わない…