EURO2020にはフランス代表として参加し、2試合に出場したバイエルン・ミュンヘンFWキングスレイ・コマン。昨シーズン、39試合8得点15アシストをあげた同選手には前線強化を目論むリヴァプールが関心を寄せていると報じられていた。
最近はめっきりと報道されなくなったフランス代表ウインガーだが、同じくプレミアリーグの強豪チェルシーが興味を示している。『L’Equipe』によると、バイエルンFW獲得のために、若手FWカラム・ハドソン=オドイを差し出すことも厭わない。
チェルシー・アカデミーで育ったイングランドU-21代表FWは、ここまでプレミアリーグで57試合3ゴール9アシストを記録。ポテンシャルの高さは誰もが評価しているが、いまいちブレークスルーできておらず、途中出場の数が圧倒的に多い。
キングスレイ・コマン同様に、両ウイングを主戦場としており、ともにドリブル突破が魅力。得点感覚には乏しく、サイドを抉ってからのチャンスメイスをもっとも得意としている。年齢ではバイエルンFWが4歳年上で、経験値も圧倒的に豊富である。
ブンデスリーガ王者は、以前からチェルシー若手FWに関心を寄せていると言われており、2019年と2020年と2年連続で獲得に動いていた。今回の報道が事実であれば、まだ関心は衰えておらず、ロンドン出身ウインガーをチームへと迎え入れたいようだ。
フランス代表FWはクラブとの契約延長交渉が順調に進んでおらず、チームメイトFWレロイ・サネと同等の扱いを求める同選手が希望する給与額に大きな開きがある。ただし、2023年まで契約を残していることもあり、ドイツ王者は積極的に売却先を探していない。
また、バイエルン・ミュンヘン新監督に就任したユリアン・ナーゲルスマンは、FWカラム・ハドソン=オドイを計画に含めていないと言われており、以前ほどの価値を見いだしていない可能性が高い。
バイエルンとチェルシー間でのトレードが成立する確率は限りなく低いが、出番を求めてチェルシーに移籍を進言しないとは言い切れず、チェルシーFWの去就には動きがあるかもしれない…