ミドルズブラに生まれ、地元クラブでキレッキレのドリブルとクロスを武器に評価を高めた元イングランド代表FWスチュワート・ダウニングは、アストン・ビラでの活躍が認められ、2011年にリバプールへと完全移籍を果たした。
2シーズンにわたりアンフィールドで躍動した同選手は、91試合7ゴール12アシストを記録。イングランド代表でも35試合に出場したものの、リバプールでは絶対的な地位を確保できずに、2013年にウェストハム・ユナイテッドへ移籍している。
その後のキャリアは低迷し続け、代表チームからは遠ざかる一方。ブラックバーンを最後のクラブとし、現役引退を表明。
「この夏に家族とリラックスした時間を過ごした後、プロフェッショナル・フットボールから引退すべき時が来たと決断した。」
「何よりもまず母親や父親、姉妹、もちろん妻や2人の子供たちに感謝を述べたい。キャリアを通じて、常にサポートしてくれていたからね。」
「中でも、キャリアで非常に大きな影響を与えてくれた父親には感謝してもしきれない。彼が行ってくれたことすべてに感謝したい。」
「キャリアを通してプレーしたクラブに、素晴らしいファンとスタッフにも感謝を伝えたい。ともに戦った監督たちにも。子供の頃は、プレーしてきたチームでプレーすること、そして何人かの選手たちとピッチでプレーすることを夢に見ることしかできなかった。長い期間で、信じられないほどに優れた選手たちとプレーする機会に恵まれた。」
「プライドを持って臨んだイングランド代表での35試合を振り返ると、今後の人生でも思い出すほどの素晴らしい記憶を作れた。これほどに充実したキャリアを歩めたことは、とても幸運だったと感じているよ。」
「メディア?コーチ?運営側か分からないけど、将来にはワクワクしている。試合から多くを学び、得られた経験を伝えていけるといいね。」
「みんな、ありがとう!」
新たなキャリアを歩むことになるスチュワート・ダウニング。サッカー解説者であれ、コーチであれ、監督であれ…豊富な経験値をふたたびサッカー界に還元してくれる日が来ることを待ち焦がれている…