この冬、プレストン・ノースエンドからリバプールに加わったイングランド人DFベン・デイビス。センターバックに怪我人が続出する中での救世主にも思われたが、最終的に出場試合数はゼロ。ナット・フィリップスやリース・ウィリアムズ、オザン・カバクの牙城を崩せなかった。
今季は離脱していた主力センターバック陣が戻り、さらにはRBライプツィヒからDFイブラヒマ・コナテが加入。序列は変わらず、プレシーズンでの親善試合でもほとんど出番はなく、放出は時間の問題と見られていた。
25歳センターバックはついに退団に向けて動き出した。ジャーナリストのニール・ジョーンズ氏によると、リバプールは同選手のローン移籍を容認する意向を示している。シェフィールド・ユナイテッドが獲得レースをリードしているが、セルティックやボーンマスも関心を抱いている。
シェフィールド・ユナイテッドはすでに獲得オファーを提示しているようだが、買取オプションを付けた条件は拒否されており、オプションを外してから再度オファーが必要となる。
Liverpool ready to let Ben Davies leave on loan, with Sheffield United leading race.
— Neil Jones (@neiljonesgoal) August 4, 2021
Blades had initial offer rejected this week, with Reds unwilling to agree to an option to buy.
Celtic and Bournemouth also among those keen.#LFC
新監督が就任したセルティックも兼ねてから獲得を目指していたクラブ。レンジャーズFCに独走を許し、圧倒的な成績でリーグ制覇を成し遂げられた昨シーズンを払拭するためにも、横浜F・マリノスより引き抜いたアンジ・ポステコグルー新監督は戦力に厚みを持たせることを強く望む。
残留しても試合どころかベンチ入りすら難しい状態であり、選手のキャリアから考える放出も止む無し。元プレストン・ノースエンドDFはリバプールでのポジション争いに前向きなコメントも残していたが、ローン移籍が双方にとってメリットとなるはずだ。
ベン・デイビスは期限付き移籍扱いで、どのクラブに加入するのだろうか…?