この夏にはEURO2020に参戦し、結果こそ伴わなかったものの、ポルトガル代表のメンバーとして攻守に活躍。プライベートでは幼い子供の世話をしながら、短いバカンスを楽しんだリバプールFWディオゴ・ジョッタ。
このクラブで初めてとなるプレシーズン・トレーニングキャンプに合流しており、日々笑顔を絶やさずに、練習は順調に進んでいるようだ。徐々にコンディションを高めている状態の同選手だが、開幕戦は直前まで迫っている。
プレシーズン中に、LFC公式とのインタビューに応えたポルトガル代表FWは、数多くの観客が戻るスタジアムでのプレーを待ちきれない様子。昨シーズンの衝撃的なデビューや新たなシーズンへの抱負について語った。
多くの人々が加入してすぐに活躍した昨シーズンの姿を思い出します。あれは予想されましたか?
「なんとも言えないね。移籍したときは全力を尽くす想いでやって来たし、得点を決めたいとも考えていた。でも、望んだスタートが毎回切れるわけではない。チームのプレースタイルが合っていたことが、瞬時にフィットできた重要な要因になったのかな。」
デビュー戦でのゴールはその後のキャリアを助けましたか?
「前線の選手たちは最初のゴールを奪うのに苦労するときもあるね。新天地での初ゴールをすぐに決められれば、1つ目の障害は消え去る。そういう意味では、大きな助けになった。幸運にも、これまでのキャリアで何度も助けられたね。」
13ゴールは立派な成績ですが、負傷で離脱していた期間もありました。振り返って、怪我しなければ…と考えるものでしょうか?
「たしかに考えるけど、良くないことを思い返すのはポジティブじゃない。もう回復しているしね。加入初年度での13ゴールは悪くない。でも、もっとを期待するのが常であり、サッカーでは次に何が起こるかなんて分からない。新たなシーズンで、新たな始まり。僕自身も準備万端で、チームもきっと準備できているさ。」
フォワードとして様々なポジションでプレー可能ですが、もっとも快適なポジションはありますか?
「特にないよ。この手の質問には、ポジションに限らず、ピッチにいるのが好きと答えるようにしている。とはいえ、複数のポジションをこなせるのはアドバンテージになり得るし、監督にとっても重宝しやすい。選手としてはその能力を持つのは有益で、今後も高めたい能力のひとつだね。」
ポルトガル代表では観客が集ったスタジアムでプレーされました。満員のアンフィールドでゴールを奪った時の歓声をイメージしたことはありますか?
「サポーターで埋め尽くされたアンフィールドでのプレーは、ほんとに楽しみにしている。今シーズン中に実現されるといいね。大歓声の中でのプレーは、いつも好ましいものだね。」
新しいシーズンに向けての抱負はございますか?
「いつも通りにベストを尽くすのみだね。昨シーズンは3位で終えたといえど、僕たちにとってあまり良いものではなく、望んだ結果でもなかった。戦力が欠けない状態で、正々堂々とタイトルに挑戦したい。」
強烈なインパクトを残した昨シーズン同様に、フロントスリーに食い込むような活躍を見せられるか…公使共に充実した時間を過ごすディオゴ・ジョッタに注目していきたい!