昨年のプレシーズンにおいて、ユルゲン・クロップ監督に強烈なインパクトを残したリバプール若手DFビリー・クメティオ。18歳ながら1.95cmと恵まれた体躯に強靭なフィジカルで、シーズン終盤にはファーストチームに帯同することもしばしば。
コンディション調整に苦しんだ昨シーズンは、ベンチ外で過ごす日々も多かったフランスU-18代表センターバックだが、プロフェッショナルとしてさらなる成長を目論んでいる。LFC公式とのインタビューに応じた同選手は、今季への意気込みを語っている。
「昨シーズン、プレシーズンに参加したときには誰も知らなかった。」
「でも、チャンピオンズリーグでの出場含めファーストチームで試合を経験し、一緒にトーレニングする機会も得た。いまではみんな良く知っている。少し経験を積んだと言えるだろうね。」
「プレシーズンでは何度か試合に出れたから良かった。また、いくつかの試合ではベンチ入りも果たせた。」
「チャンピオンズリーグ(FCミッティラン戦の)後半戦に出れたことには驚いたけど、しっかりと楽しめた。全員がサポートしてくれて、ほんとに大好きだよ。」
昨シーズンには負傷で長期離脱していたフィルジル・ファンダイクやジョー・ゴメス、ジョエル・マティプが復帰。RBライプツィヒからはフランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテが加入しており、ディフェンス陣はより強固なものとなった。
さらには、ナット・フィリップスやリース・ウィリアムズ、ベン・デイビスらがバックアップ組として控えており、熾烈な競争が待ち受ける。ライバルであり、サッカー選手の先輩でもある選手たちとの練習から多くを学んでいる。
「彼らは大きな道標だ。ファンダイクだけじゃなく、マティプやゴメス、コナテ。それに、リースやフィリップス、デイビスらもね。」
「彼ら全員から学んでおり、みんな異なる強みを持っている。だからこそ、いろんな要素を吸収できている。ほんとに素晴らしいプレーヤーたちだ。」
「コナテとはたくさん話しているよ。人間性も素敵で、選手としても素晴らしい彼が好きだね。ボール扱いが巧みであり、攻撃と守備の両面で優れている。ともかく、多く語り合っている。」
大き過ぎるポテンシャルを持つフランス人ディフェンダーは、世界でも有数なセンターバック陣からたくさんを学び取り、プレーヤーとして成長できるのだろうか…?