U-7カテゴリーからリバプールで育ったノッティンガム生まれの若きFWベン・ウッドバーン。2016年11月にはリーズ・ユナイテッド相手にクラブ史上最年少ゴールを奪い、一躍ゴールデンルーキーへと名乗り出た。
しかし、その後は鳴かず飛ばず。ローン移籍もを繰り返すも成功とはならず、アンダーカテゴリーで燻ってきた。完全移籍の噂も絶えなかったウェールズ代表FWは来年6月には契約満了となり、勝負の1年を迎える。
オーストリアでのプレシーズンでは印象的なパフォーマンスを披露し、首脳陣の考えを覆した。親善試合でも活躍を見せ、クラブは放出を躊躇っているとも伝えられていた。一方、ギリシャやデンマーク、クロアチア、チャンピオンシップのクラブらが関心を示した同選手の放出は避けられなかった。
スコティッシュ・プレミアシップに属するハーツも関心を寄せており、すでに契約自体は合意に至っていた。コーチ陣がポテンシャルを高く評価していた関係もあり移籍が遅延されていたが、この度シーズン終了までのレンタルが決定した。
チームを率いるロビー・ニールソン監督は公式サイトに、ベン・ウッドバーンの能力に自信を見せており、ハーツ加入を心から歓迎している。
「今回の交渉がまとまって、ほんとに満足している。ウッドバーンはトッププレーヤーで、プレミアリーグや代表での経験も持っている。それに、彼は我々に加わることを望んでいたんだ。」
「彼は周囲をワクワクさせるし、チームのプレースタイルに合致する。素早く、直線的でファイナルサードで違ったオプションをもたらしてくれる。」
「彼と仕事をするのが楽しみだし、ハーツで成功できることを願っているよ。」
スコットランドに新天地を求めたウェールズ代表FWは、ローン先でどのような活躍を見せられるのだろうか…?