バルセロナやバイエルン・ミュンヘンでは数多くのタイトルを獲得してきたスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ。優勝請負人としても、引かれた相手を崩すためのラストピースとしての活躍を請われて、昨年の夏にリバプール移籍を果たした。
昨シーズン前半戦はコンディションが整わず、あまり試合に出場できなかった。後半戦からは徐々に存在感を高める。ファビーニョが守備的MFのポジションに戻ると、持ち前のパス能力を発揮。プレミアリーグ3位フィニッシュに大きく貢献した。
『マッチデープログラム』でインタビューに応えた元バイエルン・ミュンヘンMFは、昨シーズンの経験について言及しながらも、2021-22シーズンにおける目標を高らかに語っている。
「可能な限りの高みを目指すこと…これまで在籍してきたすべてのチームで同じ気持ちでプレーしている。」
「つまり、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ、カップ戦など、すべての大会で優勝すること。それが常に目標だし、今年も去年もその前の年も変わらない。」
「すべてに勝ちたいし、大会を制するだけでなく、すべての試合で勝利したいというハングリー精神を持っているよ。」
「新型コロナの影響ですべてが閉鎖されてしまい、楽しむことが難しかった。そういう意味では、イングランドで経験を積んだと言えるかどうかは分からない。」
「プレミアリーグに関しては、試合中の競争力やプレースピードを感じれた1年だった。適応するときにはいつも最初は苦しむ。いまでは困難を克服しているし、今シーズンが楽しみだよ。」
「加入時にはすでにチームに何をもたらせるのか、チームが何を与えてくれるのかが明確だった。これからも一緒に仕事を進め、常に新たな発見があるだろう。これから入ってくる選手たちも、在籍している選手たちも同じだと思う。」
「最高のパフォーマンスを発揮し、進化していくために必要なグループ内でのハーモニーを生む方法だね。」
心強いメッセージを発信してくれたリバプールMF。プレミアリーグ奪還を目指しつつも、2年ぶりのチャンピオンズリーグ決勝進出を狙う同クラブを引き揚げてくれるだけの実力を有しており、2年目のイングランドでさらなる本領を発揮してくれるはずだ。
加えて、若手選手のロールモデルとしても、ハーヴェイ・エリオットやカーティス・ジョーンズらの成長にも寄与してくれることは間違いない…