マンチェスター・シティの下部組織にも在籍経験のあるリスボン出身FWラファエル・カマーチョ。2016年にシティからリバプールに活躍の場を移すと、2019年までの3年間に渡りプレーし、主にU-18やU-23カテゴリーで順調な成長を遂げた。トップチームでも2試合の出場経験を持つ。
地元クラブであり、古巣でもあるスポルティングCPに戻ったのが、2019年の夏。3年間の在籍に終止符を打ったにも関わらず、新天地ではベンチ外が続く。昨シーズン途中からはリオ・アヴェへレンタルされると、今夏の移籍市場ではベレネンセス SADへのローン移籍が発表された。
主力はおろか、ベンチ入り要員にもなれずに苦しむ元ポルトガルU-20代表FWだが、リバプールに所属するプレーヤーたちとの交流は続いており、定期的にアドバイスをもらっていることを、『A Bola』に対して明かしている。
「(リバプールは)成長という側面では非常に良かったし、いまでも何人かの選手たちと関係が継続している。」
「サディオ・マネやロベルト・フィルミーノ、ファビーニョらとは仲良くしていた。あれからだいぶ経ってるけど、メッセージを送ってくれて、近況報告やアドバイスをもらっているよ。」
移籍してから2年以上経過しているものの、メッセージを交換する中であることはなんとも微笑ましい限り。トップチームに帯同していたわけではないが、コミュニケーション能力がとても高い?のかと推測してしまう。
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督とも良い関係を築いていた模様で、ポルトガルで初ゴールを記録した際には、監督本人から祝福の言葉をもらったことを同選手の父親が語っている。
「初ゴールを奪ったときには、クロップ監督から直接電話をもらって、舞い上がっていたね。」
「お互いに祝福を言い合ったようで、息子はクラブ・ワールドカップ制覇に対して”おめでとう”を伝えていた。」
まずはレンタル先で試合に出て、結果を残さなければいけない。今シーズンこそ飛躍の年となり、スポルティングCPの一員としてチャンピオンズリーグ出場を成し遂げて、リバプールと対戦する…可能性が全くないわけではないシナリオが現実になる日を待ち望んでいる…