28歳になったポルトガル人MFジョアン・カルロス・テイシェイラは、現在オランダのフェイエノールトに所属し、昨シーズンは22試合に出場。スポルティングで若き才能を開花させた同選手は、2012年にリヴァプール・アカデミーに活躍の場を求めた。
しかし、ファーストチームの壁は厚く、たった8試合のみの出場に留まった。ブレントフォードやブライトンへのローン移籍したものの、ファーストチームに定着はできずに、2016年にフリートランスファーでFCポルトに入団。
母国に戻ったものの、ポルトガルの強豪では10試合で出番を得たのみ。加入から2年後にはヴィトーリアSCに売却され、2020年からはオランダに移っている。ポテンシャルの高さにも関わらず、順風満帆なキャリアとはならなかった。
リヴァプールはチャンピオンズリーグ第2節をアウェイでFCポルトと対戦する。どちらのクラブにも在籍経験のあるジョアン・カルロス・テイシェイラは、『Record』とのインタビューで応援するクラブ名の明言を避けながらも、リヴァプールでの思い出に花を咲かせた。
「リヴァプールは、クラブの歴史とチームとしてのクオリティから、特別扱いを受けている。でも、FCポルトも強く安定したチームで、守備能力やカウンターにも優れていることをすでに証明している。良い試合になると信じているし、多くのゴールが生まれるだろう。」
「最高のチームが勝つことを願っている。僕はポルトガル人であり、ポルトの勝利がポルトガルにとって良いと理解している。ただ、どっちのクラブも好きだし、甲乙つけがたい。両クラブともとても良くしてくれたからね。」
「リヴァプール時代は、とても良い思い出で彩られている。約1シーズン一緒に仕事したけど、クロップ監督はとくに気にかけてくれ、いまでも誇りに思ってるよ。彼の指揮で最も際立っていたのは、試合やトレーニングでの激しさ。試合では、多くのインテンシティが求められた。」
明日の朝4時(日本時間)にキックオフを迎えるポルトガルの雄との一戦。ACミランやアトレティコ・マドリードと強豪ひしめくグループだけに、取りこぼしは許されない。アウェイだとしても、勝ち点3を持ち帰り、週末のマンチェスター・シティ戦でも勝利をもぎ取ってくれるはずだ…