フロントスリーの高齢化に伴い、後継者探しを続けるリヴァプール。ハーヴェイ・エリオットやカイデ・ゴードンら若手が成長しているものの、万が一にも備えて即戦力をチームに加えたい。今年の夏には、プレミアリーグ以外にも様々な候補者がメディアで報道された。
結果的には放出が間に合わず、獲得はイブラヒマ・コナテのみ。サディオ・マネやロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーに加えて、ディオゴ・ジョッタが開幕戦から好調を維持。控え組の南野拓実やディボク・オリギも結果を残しているが、スタメン組との実力差は大きい。
『Fichajes』によれば、リヴァプールはレアル・マドリードFWマルコ・アセンシオに強い興味を示しており、アンフィールドに迎え入れることを願っている。東京オリンピックでも活躍した同選手が、イングランド初上陸なるか注目が集まる。
スペイン首都ではレギュラーを掴み切れておらず、カルロ・アンチェロッティ新監督からの信頼を寄せられているとは言い難い。マジョルカ戦ではハットトリックを決めたものの、次のビジャレアルとの試合ではベンチ外。途中出場も多く、選手がもっと試合に出れるクラブへの移籍を志願しても不思議ではない。
スペイン代表でも26試合に出場しているレアル・マドリードFWは、2023年まで現行契約が残っており、格安での獲得が現実的ではない。財政バランスに苦しむリヴァプールにとっては、もう1年待った上で、フリー退団が近づいた時点で獲得に動き出すのが理想的と言える。
ロス・ブランコスでは通算199試合40ゴール22アシストを決めている。一時はスペイン代表の未来を担う逸材と謳われたほどのポテンシャルを有しており、もっと信頼を寄せてくれる指揮官のもとでプレーによって蘇る可能性がある。
アンチェロッティ新監督もマルコ・アセンシオやルカ・ヨヴィッチら試合に出れていない選手たちが不満を抱えている現状を吐露しており、レアル・マドリードでのプレー継続の是非が問われている。
トッテナム・ホットスパーも関心を抱く元マジョルカFWは、新たなリーグでの挑戦を選択するのだろうか…?