元リバプールMFジョルジニオ・ワイナルドゥムをはじめ、アクラフ・ハキミやセルヒオ・ラモス、ジャンルイジ・ドンナルンマを獲得。そして、最後には過去10シーズン以上に渡り世界のトップに君臨し続けた元バルセロナFWリオネル・メッシをチームに加えた。
ネイマールやキリアン・エムバペらをすでに有するチームはさらに豪華に、一気にチャンピオンズリーグ優勝を軽々と狙えるような陣容を整えた。圧倒的強さで、勝ち点差9を付け首位に立っており、先日のチャンピオンズリーグではマンチェスター・シティを破り、レベルアップを見せ付けた。
スター軍団となった同クラブは、リオネル・メッシが加わる少し前に、さらなるスター選手の獲得を目指して動いていたようだ。移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏は、『The Here We Go Podcast』に対して、その真相を明かしている。
「PSGはリオネル・メッシと契約する前に、ジョーダン・ヘンダーソンを新戦力候補として検討していた。その段階ではメッシ獲得は可能性であって、計画されたものではなかったからね。」
「リオネル・メッシとの契約の前には、新たなミッドフィルダーを探していた。ポール・ポグバはマン・ユナイテッドが引き留めたいと願っていたため、状況が複雑だった。そこで、パリ・サンジェルマンはリバプールと契約更新に合意していなかったジョーダン・ヘンダーソンをに目を向けた。」
リバプールはイブラヒマ・コナテだけに留まった新戦力獲得とは異なり、数多くの主力との契約更新に成功。ハーヴェイ・エリオット、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、アリソン・ベッカー、フィルジル・ファンダイクらと長期契約を結んだ。
ジョーダン・ヘンダーソンとも順調に新契約合意に達すると思われたが、最初の交渉はうまく行かずに、当時もPSGやアトレティコ・マドリードへの移籍報道が過熱していた。最終的には2025年までの契約に合意した同選手だが、噂にあがっていた移籍の報道は事実だったみたいだ。
潤沢な資金を有するPSGには契約面では敵わないリバプール。実際、オランダ代表もリバプール時代の給与とは比べ物にならないほどの金額を受け取っていると言われており、悲願のCL制覇に向けて積極的な補強に乗り出していた。
リバプールのキャプテン獲得には至らなかったものの、アルゼンチン代表FWを移籍市場の終盤に加えており、驚異の攻撃陣を揃えた。青いユニフォームで躍動するジョーダン・ヘンダーソンは考えられなかっただけに、新契約締結には安堵したサポーターも多いはず。
世界でも有数の軍団となったパリ・サンジェルマンのパフォーマンスにも目を配りながらも、来年にはワールドカップを控えるイングランド代表MFの活躍にも注目し続けたい…