リバプール・アカデミー出身者で、昨シーズンはセンターバックに負傷者が相次いだこともあり、プレミアリーグで9試合に出場。チャンピオンズリーグでも4試合でスタメン出場するなど、緊急事態に陥ったチームを支えたリース・ウィリアムズ。
今季はRBライプツィヒからイブラヒマ・コナテを獲得し、さらにはフィルジル・ファンダイクやジョー・ゴメス、ジョエル・マティプと主力組の復帰の影響を受け、チャンピオンシップで戦うスウォンジー・シティに1年間のレンタル移籍を決断していた。
ただし、リーグ戦では先発出場が2試合、途中出場が1試合のみと出場機会に恵まれていない。レギュラーでの経験を積むためにレンタルを許可した背景もあり、派遣元のリバプールからすると物足りない試合数となっている。
カラバオ・カップを含めてもたった229分に留まっており、当初の目的からほど遠い現状。『The Sunday Mirror』によれば、リバプールはスウォンジー・シティでの扱いに不満を募らせており、来年1月に向けて検討を進めているようだ。
とはいえ、リバプールでは出場機会の確保は難しく、別のチームへのレンタル移籍を視野に入れており、ウェールズでのローン移籍を半年間で終える可能性が高まっている。報道によると、試合数が少ない場合には、スウォンジーに金銭的なペナルティが契約に含まれており、同クラブも放出を望むかもしてないとしている。
大きなポテンシャルを有しており、ベンチに座るためだけにレンタルを続けるのは避けたい。現状が好転しない限りは、しっかりとプレー時間を確保できるクラブへの再派遣は規定路線だろう。
イングランドU-21代表にも招集経験があるセンターバックは、ウェールズでの成長を継続させるのか、もしくは他のクラブに移籍を果たすのか、若きディフェンダーの去就に注目が集まる…