未来を担う若手選手への投資の手を止めないリバプールは、今夏もニューカッスル・ユナイテッドからイングランドU-16代表MFボビー・クラークを獲得。フラムから獲得したハーヴェイ・エリオットやダービー・カウンティから加入したカイデ・ゴードンはもうトップチームで爪痕を残している。
夏以降も様々な有望株への興味が伝えられる中、次なるターゲットはスコットランドにいる。ダンディー・ユナイテッドに所属する弱冠16歳の若き“センターバック”カー・スミスがその選手であり、スコットランドで注目を集める逸材だ。
『The Sun』によると、マンチェスター・ユナイテッドやアストン・ヴィラ、エバートンらプレミアリーグから熱視線を向けられる同選手に対して、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールも関心を抱いており、獲得を目指している。
昨シーズンの途中にトップチームデビューを飾った若手センターバックは、以来トップチームに帯同するようになり、所属するクラブで今季リーグ戦とカップ戦合わせて6試合に出場している。9月に行われたダンディーFCとのダービーマッチにも出場し、史上最年少でダービーを経験。
右サイドバックとしてもプレー可能な若き才能は、ダンディー・ユナイテッドと2023年までの契約を結んでいる。18ヶ月待ってフリーでの獲得を狙うか、移籍金を捻出した上で獲得を狙うか判断が迫られる。
リバプールにはダンディー・ユナイテッドOBであるアンディ・ロバートソンが在籍している。わずか1シーズン過ごしただけだが、44試合5ゴール6アシストを記録。そのシーズン終了後には、ハル・シティに引き抜かれた。
3年間に渡り、ハル・シティで主力を務めた左サイドバックは、プレミアリーグ降格を喫した2017/18シーズンを最後に、強豪クラブへ再建を図っていたリバプールに移籍。以降の活躍ぶりは、誰も知るところだろう。
スコットランド代表キャプテンが、古巣クラブやカー・スミスに太いパイプを持っているわけではなく、争奪戦でプラスに働く可能性は低い。
はたして、未来のスコットランド代表DFはどこに新天地を求めるのだろうか…?