かつてリバプールが動向を追っており、獲得目指していたとされるリールに所属するカナダ代表FWジョナサン・デイビッド。2020年にKAAヘントからリーグ・アンに活躍の場を移した。ここまで通算75試合25ゴールを挙げ、昨シーズンにはリーグ制覇を成し遂げたクラブを牽引している。
カナダ代表でもスタメンの座をしっかりと確保しており、24試合18ゴールと高い決定率を発揮。まだ21歳と若く、ヨーロッパでも将来を嘱望されるセンターフォードのひとりとなっている。『L’Equipe』によれば、活躍を続ける同選手の移籍金は爆上がりする可能性があるようだ。
今シーズンに限れば、16試合10ゴールを決めており、得点感覚を極めている。キリアン・エムバペやリオネル・メッシ、ネイマール、ウィサム・ベン・イェデルら世界屈指のストライカーがプレーするリーグにて、現時点で得点ラインキングトップに立っている。
瞬く間な成長を遂げているカナダ代表FWには、フロントスリーの世代交代を目論むリバプールが興味を抱いている。最近はめっきり報道されることは少なくなったものの、昨年夏には獲得候補として頻繁に名前が取り沙汰されており、補強リストに名前が記載されていてもおかしくはない。
移籍金は3000万ポンド(約42億円)とも言われる。ただし、同紙はもしもリールがチャンピオンズリーグのグループステージ突破を決めた暁には、移籍金は跳ね上がるだろうと予測している。獲得を狙うクラブにとっては、頭を悩ます展開であることに間違いはない。
年齢だけでなく、アフリカネイションズカップの影響でモハメド・サラーやサディオ・マネがチームを離脱するため、新たなストライカー獲得の話は過熱。カリム・アデイェミ(レッドブル・ザルツブルク)やジェレミー・ドク(スタッド・レンヌ)らも獲得候補に挙がっている。
フランスのリーグで急成長を継続するストライカーだけに、トップリーグかつ強豪クラブへのステップアップは避けられない。ただし、来年1月での移籍は考えにくく、来夏の移籍市場で動くのが現実的に思える。
ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの代役にもなり得る逸材には、イングランドで得点を量産する未来はやって来るのだろうか…?