来年1月9日開幕を迎えるアフリカネイションズカップ2021。FIFAの規定では、同大会に向けた準備のため、1月9日より13日前の今年12月27日から選手を招集と明記されている。
つまりは、2022年1月2日に行われるチェルシー対リバプールの大一番に、リバプールはモハメド・サラーやサディオ・マネ、ナビ・ケイタ、チェルシーはエドゥアール・メンディを欠いた状態で戦わざるを得ない状況に陥る可能性が報じられてきた。
この2チームに限らず、年末年始に休みがないプレミアリーグにおいては、アフリカの国々代表選手たちが過密日程で出場不可能になる。こうした事態を避けるため、ワールドリーグフォーラムはFIFAやアフリカサッカー連盟に対して、国内リーグ戦を控える選手たちに限定して、規定を導入しないことを要請していた。
マティアス・グラフストロームFIFA事務局次長は声明を発表。021年12月27日から2022年1月3日までの期間において、リーグ戦が予定されている代表選手たちを招集せずに、当該期間での最終試合が終了した段階で、代表チームに呼ぶようにFIFAが指示を出した。
「アフリカサッカー連盟は、2021年12月27日から2022年1月3日の間にクラブで公式戦がある選手について、当該参加加盟協会に対し、これらの選手が所属クラブに残り試合に参加し、この期間における最後の試合後に放出するように指示することを決定いたしました。」
アフリカネイションズカップは元々、6月から7月にかけて開催が予定されていた。しかし、天候状態を理由に1月から2月に変更されていた。その後はさらに、新型コロナの影響を受け、1年間の延期を余儀なくされていた。