レスター・シティ戦での出来の悪さから復活を目指したリバプールは、優勝争いを繰り広げるチェルシーとのアウェー戦に挑んだ。中盤にはジェームズ・ミルナーを起用し、激しいプレッシングで自由を与えずに、リバプールらしいサッカーを展開。
すると、アウェーチームが幸先よく先制に成功する。サディオ・マネが相手のミスを掻っ攫い、そのままゴールキーパーを交わして、ボールをゴールに突き刺した。その後には、モハメド・サラーの見事なゴールで2点リードを奪い、楽勝ムードが流れた。
しかし、コバチッチとプリシッチが立て続けにゴールを沈め、前半戦の終盤に同点に追いつかれてしまう。後半は両チームのキーパーがスーパーセーブを連発し、どちらも決勝点を奪うことができずに、試合はそのまま終了。
引き分けで勝ち点 “1” を分け合った結果、1試合少ないものの、首位マンチェスター・シティに勝ち点 “11” 差を付けられた。延期されたリーズ・ユナイテッド戦で白星を手に入れても、勝ち点“8” も開いており、独走を許している。
とはいえ、シーズンが折り返したばかり。リバプールの最終ラインをまとめ、ディフェンス・リーダーとして君臨するオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは、逆転でのプレミアリーグ優勝を諦めておらず、将来は誰にも分かり得ないことを強調している。
「信じることは容易い。たしかに、大きな差だ。彼ら(マンチェスター・シティ)は現時点でタイトルに近づいているが、まだ何が起こるかわからない。」
「残念ながら、僕らもその場にいて、リードしていたにも関わらず、それを手放してしまった。」
「なんでも起こり得る。僕たちは自分たちのことに集中するし、チェルシーも彼らのことに集中するだろう。ただ結果を出すだけ。良い結果を出し、良いサッカーをして、試合に勝つ。」
「簡単なようで、難しいんだけどね。」
Sky Sports
首位のマンチェスター・シティだけでなく、後ろからは好調アーセナルやウェストハム、監督交代で復調ぎみのトッテナム・ホットスパーやマンチェスター・ユナイテッドも4位以内を虎視眈々と狙っている。
足元を救われないように注意しながらも、シーズン最終盤でマンチェスター・シティとリーグ制覇を争うリバプールの姿を拝みたい…