ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、アンフィールドで最高のサッカー人生を過ごし、圧倒的なテクニックとドリブルで相手のマークを交わし、ゴールやアシストでチームに勝利をもたらす活躍を見せ続けた。
リバプールでは201試合54ゴール45アシストを記録しており、惜しまれつつもバルセロナへと移籍していた。しかし、スペインの地では輝くことができずに、バイエルン・ミュンヘンへの1年間ローンも活かせず、高い給与も相まって、移籍市場が開くたびに放出候補に挙げられてきた。
そして、この冬、ついに移籍が実現するかもしれない。リバプールへの移籍を希望しているとも言われる同選手だが、ユルゲン・クロップ監督率いるクラブにとっての優先すべきポジションではなく、アンフィールド帰還は不可能に近い。
バルセロナで苦戦し続けるブラジル代表MFに助け舟を出したのは、かつてのチームメイトであるスティーブン・ジェラード監督が今季途中に就任したアストン・ヴィラ。イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、ローン移籍成立に向けての話し合いが進行中だ。
契約内容には買取オプションが付帯される見込みだが、買取義務は発生しない。給与負担割合のみが議題に残っており、解決策を探るために両クラブは本日も交渉が執り行われる。一方で、バルセロナMFは移籍準備を進めており、この冬での移籍を確信しているのかもしれない。
New direct contact today between Aston Villa and Barcelona for Philippe Coutinho loan deal. Buy option to be discussed – and no obligation. 🤝🇧🇷 #AVFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) January 7, 2022
Deal progressing as Coutinho is prepared to leave – still something to be resolved on salary. Negotiations will continue today.
話し合いが順調に進めば、近日中にはフィリペ・コウチーニョのプレミアリーグ復帰が正式発表される可能性がある。土壇場で交渉決裂することも多々あり、契約締結までは予断を許さないものの、イングランド復活で本来のパフォーマンスを取り戻せるかに期待がかかる。
2022年4月16日23:00(日本時間)キックオフ予定される、ヴィラ・パークで開催されるアストン・ヴィラ対リバプール戦は、監督に加えて、元リバプール選手の加入で一層楽しみな試合になる。
はたして、ブラジル代表はヴィラ移籍を手に入れることができるだろうか…?