リバプール、マンチェスター・シティ、チェルシーで繰り広げられていたプレミアリーグ優勝争いは、ここに来て首位を走るマンチェスター・シティと、リバプールやチェルシーとの差が開いてきた。
リーズ・ユナイテッド戦が延期となっているリバプールは、1試合少ないものの、現時点で勝ち点差 “11” と差を付けられており、2位チェルシーは試合数は同じで、勝ち点差 “10” と優勝レースを抜け出した印象だ。
リバプールは中盤に負傷者が相次いだ時期を乗り越えたものの、2021年の年末にかけて新型コロナ感染者が増加。一部怪我人が離脱しており、ベストメンバーを組むに至っていない。ユルゲン・クロップ監督もコロナ感染するなど、難しい年末年始を過ごしている。
そんな中、プレミアリーグを独走し始めたライバルに対して、リバプールで最終ラインをまとめ上げるオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクが現状についてインタビューで応え、残りのシーズンでは運も必要になってくるだろうと発言している。
「(マンチェスター・)シティは特に12月をうまく乗り切った。」
「怪我人が少なく、コロナ症例も少なかったことはとても有利に働いていたね。」
「小さな例では、僕やファビーニョ、チアゴの3人が同時に新型コロナで陽性反応が出て、チームにとって重要な3人だった。」
「リバプールのようなビッグクラブには他にも良い選手がいるけど、このような時期にはチームのリズムやダイナミクスが変わってしまう。」
「まだ多くの試合が残っている。とはいえ、この段階ではちょっとした運も必要なのは確かだ。」
De Telegraaf
リーズ・ユナイテッドとの試合を勝利できれば、勝ち点差 “9” になる。ただし、3試合分の勝利が必須な上に、マンチェスター・シティが3試合も負けるイメージすることは難しい。そのため、引き分けで勝ち点を落としている間に、白星を積み上げなければならない。
ただし、まだまだゲームオーバーではなく、マンチェスター・シティでもコロナ感染が拡大している。相手チームの状況をありがたく思うのはよろしくはないが、チームバランスが崩れる可能性は大いにある。
ライバルに期待するよりも、チーム力を発揮し、主軸であるモハメド・サラーやサディオ・マネらが不在の時期にしっかりと勝ち点を掴み取りたい。そして、両エースが復帰してからは、チャンピオンズリーグ含め一気に攻勢を仕掛け、シーズン最終盤に勢いを持って挑みたい…