過去数シーズンにわたり、プレミアリーグ復帰の噂が飛び交っていたブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ。リバプール復帰を望んでいる声も届く中、昨年の夏にも放出がたびたび報じられていたが、古巣からのオファーはもらえず、結局は残留となった。
それでも、ロナルド・クーマン監督のもとで復活を遂げるかに期待がかかった同選手だが、出場した試合でインパクトを残せずに、元オランダ代表監督も解任される始末。新たに就任したシャビ新監督は戦力と数えておらず、この冬での移籍がふたたび盛り上がっていた。
プレミアリーグなどから複数クラブが競合した元リバプールMF争奪戦。シーズン途中にスティーブン・ジェラード監督を迎え、今回の移籍市場のために資金を準備したアストン・ヴィラが買取オプション付きのローン移籍で、今季終了までの獲得に成功。
イングランド復帰を希望していたブラジル代表ミッドフィルダーは、同クラブとの初めてのインタビューに応じ、ふたたび英国に戻れたことに喜びの声を挙げつつ、移籍を決めた経緯についても赤裸々に明かした。
「ここに来れてよかった。素晴らしいクラブだ。」
「ジェラード監督とはたくさん話をしたし、クラブのことや彼の野望についても聞いていた。ここに来られてとても嬉しいし、サッカーを楽しみたい。」
「ジェラードとは長い付き合いで、一緒にプレーしていたし、彼から多くを学んだ。」
「彼は僕にとって憧れの存在で、ここでベストを尽くしたい。ハードに働いて、一緒に良い仕事ができればと思っている。」
「常にベストを尽くしたいと考えているし、そのために毎日努力している。ここで残りのシーズンを素晴らしいものにしたい。個人的な目標もあるけど、それは胸の中に留めておくよ。」
「子供たちはとても幸せで、妻も、兄弟も、両親も僕がイングランドでとても幸せだったことを知っているから、大喜びしていた。彼らは僕と同じように、この国を愛しているんだ。」
AVFC OFFICIAL
まだまだ先にはなるが、ジェラード監督とコウチーニョが揃う今年4月のアストン・ヴィラ対リバプール戦が待ち遠しい。さらには、プレミアリーグでかつてのように輝きを放てるのか、再起を懸けたチャレンジから目が離せない…