2020年の夏にスタッド・レンヌからリーズ・ユナイテッドに加入したブラジル人FWハフィーニャ。プレミアリーグに即フィットすると、右ウイングで大車輪の活躍で、トップリーグ昇格初年度で9位と貢献した同クラブを支え続けた。
イングランド北部の都市で、ここまで通算48試合14ゴール10アシストを記録。今シーズンは、負傷者も多く、新加入選手がうまくハマらずに苦戦し続けるリーズ・ユナイテッドで、ひとり気を吐いている。昨年10月には母国ブラジル代表にも選出され、選手個人としては順調にステップアップ。
イングランド・サッカーでの抜群な活躍により、リバプールやマンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘンらが関心を示す中、所属クラブはこの冬での放出を完全否定。さらには、2025年に満了する契約延長を狙っていると、『The Mirror』が報じている。
リーズでフットボール・ディレクターを務めるヴィクトール・オルタは、同選手の代理人である元バルセロナMFデコと、クリスマス以前に2度にわたり話し合いの機会を設けていたようで、前向きな意見交換ができた模様。
なにより、2025年まで契約を残すブラジル代表FWの移籍の噂にはリラックスしており、これまでのクラブでの活躍に対して、さらなる報酬を与えるため準備を進めている。また、現時点では獲得オファーを受け取っていないとのことだ。
リバプールにとっては、契約問題に揺れるエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者として同選手の成長を見守っている。他には、ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)やジェレミー・ドク(スタッド・レンヌ)らにも関心を寄せている。
プレミアリーグ初チャレンジだった昨シーズンだけでなく、2年目のジンクスにかかることなく、リーズ攻撃陣をひとり牽引するブラジル代表FWだけに、イングランドで継続的に高いレベルのパフォーマンスを披露できている。
実力は証明済み。とあるジャーナリストからはバイエルン・ミュンヘン移籍合意との報道も飛び出しており、争奪戦は熾烈を極める。リバプールは、そんな獲得レースを勝利して、アンフィールドにハフィーニャを迎えられるだろうか…?