カラバオカップ準決勝アーセナル戦は、開始24分で相手チームMFグラニト・ジャカがディオゴ・ジョッタへのファールで決定機を阻止したとして、一発レッドカード。10人に枚数が減ったアーセナルは、人数をかけて守備からのカウンターにシフト。
ペナルティーエリア付近をがっちりと固めるアウェイチームに対して、サイドバックからのクロスの精度が乏しく、中盤でのクリエイティビティを欠いたリバプールは攻め手を欠いた。加えて、サラーやマネら両エースがいない前線も迫力に欠け、試合は引き分けに終わった。
低調なパフォーマンスからカムバックを果たすためにも、重要なブレントフォード戦では気持ちのこもったプレーぶりを披露。両サイドバックがアシストを記録するなど、リバプールの強みが活きた試合となった。
先制点を奪われそうな危ないシーンには守護神アリソン・ベッカーや最終ラインが必死で持ち堪えると、前半終了間近にブラジル代表MFファビーニョがヘディングでゴールを決める。待望のゴールを奪ったリバプールは、その後2点を挙げ、最終的には3点差を付けて快勝を手に入れた。
FAカップ・3次ラウンドのシュルーズベリー・タウンとの試合では、PK成功を含めて2得点。ファビーニョは直近3試合で3ゴールを決め、チーム最大の得点者を欠いているクラブを支えている。同選手はブレントフォード戦に喜びを隠しきれずに、自信に繋がった一戦であったことを明確にしている。
「普通に、とても良いね。」
「僕たちはこの勝ち点 “3” が必要だったし、良いパフォーマンスも必要だった。ファンの前で勝ててよかった。国際試合の前にある今後の試合に向けて、自信を深められるだろう。」
「得点することも、アンフィールドでの得点もいつでも嬉しい。だから、攻撃的な部分でチームを助けられるときは、僕にとっても常に重要なことなんだ。」
「先にゴールすること、そして前半に得点することはいつも重要。だからこそ、前半終了間際の僕のゴールは、攻め続け、相手にプレッシャーをかけ、2点目を狙うためにも本当に重要だったんだ。」
「その結果、2点目を奪えて、その後はずっと自信を持ってプレーすることができた。さらには3点目を決めて、勝ち点 “3” だね。」