モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノら過去数シーズンにわたり、世界でもトップクラスのフォワード陣を形成した選手たちの平均年齢が30歳間近を迎え、世代交代への時間は刻一刻と迫っている。
アルノー・ダンジュマ(ビジャレアル)やジェレミー・ドク(スタッド・レンヌ)ら現実的なターゲットに加えて、ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)などぶっ飛んだプレーヤーたちも獲得候補としてメディアを賑わせている。
数々の優秀なフォワードの名前が挙がる中でも、リバプールが確実に強い関心を抱いているのが、ウェストハム・ユナイテッドFWジャロッド・ボーウェンだ。高いワークレートでプレッシングを怠らず、利き足の左足でカットインから放つシュートは、同クラブの大きな攻撃パターンになっている。
同様に右ウイングを主戦場とし、カットインからのプレーを得意とするエジプト代表FWモハメド・サラーのバックアップとして、また将来的にはスタメン候補として、リバプールにとって喉から手が出るほど欲しい人材。
昨シーズンから覚醒したウェストハムにて、堂々たるプレーでスタメンを張る同選手だが、イングランド代表への招集経験はなく、さらなるステップアップを目指して、ビッグクラブへの移籍を検討していても不思議はない。
ロンドン・スタジアムで躍動を続ける元ハル・シティFWに対して、サンダーランドやサウサンプトンなどでプレミアリーグやチャンピオンシップで活躍した元イングランドFWケビン・フィリップスは、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタと比較し、リバプール移籍をほのめかしている。
「彼はディオゴ・ジョッタを少し思い出させる。」
「ジョッタがウルブズでそうであったように、ウェストハムでどんどん良くなっているんだ。」
「ジョッタは質の高い選手に変わり、リバプールではさらなるレベルアップを手にした。より良い選手とプレーすることで、彼はさらに上達した。」
「ボーウェンも同様に、ウェストハムに所属する複数の優秀な選手たちとともに、少しずつ成長している。そして、デイビッド・モイーズ監督も、ほんとに支えになっている。」
「彼は自信に満ち溢れ、技術的にも素晴らしい選手で、かつゴールも量産している。さらに上位のチームに入れば、もっともっと輝くだろう。」
「僕にとって、彼は南野やオリギよりも一枚上手で、新たなジョッタになれるかもしれないね。」
Football Insider
25歳と年齢的にもビッグクラブでチャレンジする適齢期を迎えており、勝手ながらに今年の夏はベストなタイミングに思える。2020年1月から過ごすウェストハムに別れを告げ、リバプールに移籍する未来はやってくるのだろうか…?