今冬には静観を続けたリバプールだが、移籍市場の期限が迫る中でいきなり動き出した。トッテナム・ホットスパー移籍も実現性を帯びていたポルトに所属するコロンビア代表FWルイス・ディアス獲得に照準を絞ると、いつもの通り素早く動きクラブ間合意。5年契約での個人合意もなされ、正式発表までカウントダウンが始まった。
さらには、フラムに所属するイングランドU-18代表MFファビオ・カルヴァーリョ獲得も狙っていると言われている。フラムがこの冬での放出を否定しており、こちらは移籍成立は困難かもしれない。一方で、ナサニエル・フィリップスらの売却に向けても慌ただしい動きを見せている。
注目はやはりルイス・ディアス。左ウイングを主戦場に、サディオ・マネとはまた違ったプレースタイルでドリブル突破、ゴールにアシストとゴール付近で勝負できる選手の加入は、リバプール攻撃陣をさらに高めることは間違いない。
そんなコロンビア代表FWは、2年前の2020年にスペイン紙に対して自身のプレースタイルを語っており、ゴールを狙うだけのエゴイストではなく、周りの状況を見つつ瞬時の判断ができるタイプのプレーヤーであることを明かしていた。
「小さい頃からゴールが好きだった。でも、味方のポジションが良ければ、アシストするように心がけている。」
「チームメイトから時々 “なぜシュートを打たないんだ?” と言われるけど、自分より得点を狙えるポジションにいる選手がいれば、パスを出すことを選択するよ。」
Marca
ポルトの試合を注意深く観たことあるわけではなく、試合を通してのプレースタイルはわからない。それでも、ルイス・ディアスの言葉を信じるのであれば、モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョッタらとのコンビネーションに期待を抱かせる。
守備においてもしっかりと戻れる選手のようで、チームを優先して考えられる選手だと推測できる。リバプールのスカウト陣が何度もプレーを観察しているため当たり前だが、ユルゲン・クロップ監督の目指すサッカーに必ずや適応してくれそうだ…