静観を決め込んだと思われたリバプールだが、この冬の移籍市場の終盤で急激に動き出す。トッテナム・ホットスパーやマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せ、オファーも提示していたコロンビア代表FWルイス・ディアスを急転直下の交渉で補強することに成功した。
ポジション的には、セネガル代表FWサディオ・マネの後継者を獲得したリバプール。モハメド・サラーやロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョッタらと脅威的なフォワード陣を形成し、バックアップには南野拓実やディボク・オリギが控える。
年末年始の期間に差を広げられたプレミアリーグで首位を走るマンチェスター・シティに迫るためにも重要なプレーヤーとなってくれるはず。ギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスも同選手の能力を高く評価しており、加入する日を楽しみにしていると発言している。
「誰もがリバプールで彼を見ることを楽しみにしている。」
「ポルトと対戦したとき、明らかに彼はベストプレーヤーだったと思う。」
「彼に会い、彼と話すことを楽しみにしているし、彼は望んでここにいる。彼が僕らを助けてくれることは間違いないだろう。」
「彼をマークしていたわけではないが、彼のスキルは本当に好きだ。常に1対1で向かってくるし、あまり深く考えずにやっていた。選手として、とても気に入っているよ。」
「あまり考えすぎず、直線的にゴールを狙い、チームのために何かをしようとする選手が好きなんだ。ここでもそれが見られるといいね。彼は素晴らしい選手だよ！」
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ギリシャ代表DFにとっては、左サイドでコンビネーションを高めなければならない相手であり、左サイドを制圧するためにも互いの理解を深める必要がある。人垂らしであり、誰とでも仲良くなれそうな左サイドバックだけに問題はなさそうであり、発言からも好きなタイプの選手であることが分かる。
今シーズンの後半戦は、どちらかと言えばプレミアリーグやクロップ・サッカーに慣れるための期間となる可能性もあるが、ゴリゴリのドリブルや強烈なシュートは窮地に追い込まれたリバプールには貴重な攻撃オプションになり得る。
また、ガッツリ引かれた相手に苦戦することも多いリバプールだけに、混戦した場所でも細かなテクニックで潜り込めるタイプでもあるルイス・ディアスが風穴を開けてくれるかもしれない。
日本人としては、調子を上げてきた日本代表FW南野拓実の出場機会が限りなく減少してしまうのが残念だが、最優先はチームの勝利であり、その歓喜の瞬間の中心にコロンビア代表FWが多く関わってくれることだろう…