この冬の移籍市場で、リバプールに加入したコロンビア代表FWルイス・ディアス。代表に帯同する中で契約が締結され、メディカルチェックも現地で行われ、必要な書類の準備が整うまでフランス・パリに滞在していたが、遂にリバプールに到着。
ユルゲン・クロップ監督やコーチ陣、複数のファーストチームの選手たちと熱いハグを交わし、写真撮影にトレーニング参加と慌ただしい1日を過ごした。その中で、リバプール公式サイトと初めてのインタビューに応じ、意気込みや背番号23番を選んだ経緯を赤裸々に説明している。
ルイス、リバプールへようこそ。新しいチームメイトとここにいる今の気持ちを聞かせてください
「まず最初に、歓迎してくれてありがとう。この素晴らしいチーム、この素晴らしいクラブに来られて、とても幸せですし、嬉しく思っています。ここに来てまだそれほど長くはないけど、新しいチームメイトと過ごした短い時間の中で、何人かの素晴らしい選手たちと言葉を交わし、このクラブで参考にできる人たちと出会えた。彼らと出会い、そして今、チームメイトとして彼らと共にプレーし、ドレッシングルームを共にできる機会を得たことは、僕にとって大きな誇りです。ここに来られて本当にうれしいし、満足しているよ!。」
移籍が決まったとき、国際試合で海外にいました。母国での反応はいかがでしたか?
「母国では、まるで爆弾のような出来事だった。本当にクレイジーだ。現地で言うところの “una locura ” だね。でも、移籍が成立して本当によかった。コロンビアサッカー界にとっても歴史的な瞬間だし、現地のサポーターもみんな喜んでくれている。僕の家族も、友人も、両親も。この期間中、みんなとても幸せだったよ。そして、神のおかげですべてがうまくいき、契約も成立したんだ。」
なぜリバプールがあなたにとって、ふさわしいクラブだったのでしょうか?
「ずっと追いかけてきたクラブだし、プレーもずっと見てきた。プレミアリーグが最高のリーグであることは周知の事実で、僕は少年時代からここのサッカーを追いかけ、見てきたんだ。リバプールについては、これまで語られていないことはあまり語る必要がないと思う。カップ戦やリーグ戦のタイトルを数多く獲得している偉大なクラブで、サッカー界における基準とも言えるからこそ、リバプールは常に私の選択肢の一つだった。」
新しいチームが4つのトロフィーをかけて戦っている、シーズンの重要な時期にやってきました。すぐにでもプレーし、貢献できる準備はできていますか?
「最初からそう思っているよ。到着した初日からでも出場できる。今日はすでに少しトレーニングをしていて、ピッチに立ち、それからジムにも行った。チームを助け、自分の役割を果たし、貢献する準備ができていると考えている。監督やコーチングスタッフが僕を必要とすることがあれば、いつでも対応するよ。」
リバプールのファンは、シーズン序盤のポルト戦であなたのプレーをよく見ていました。あなたのプレースタイルはこのチームにぴったりだと思いますが、あなたもそのように感じていますか?
「そうですね、僕にとって完璧なチームだし、ここに来ると決めたのも、少しはそう考えてのことだった。チームのプレースタイルが自分にとって参考になる、大いに役立つだろうことは分かっていた。今が僕にとって重要な瞬間で、100%の力を発揮することが大切だ。まず試合に出場し、完全にフィットすれば、ピッチで結果を出し、パフォーマンスを発揮することができるからね。」
ユルゲン・クロップ監督は、一流の選手を育てることにかけては素晴らしい実績を持っていますが、楽しみですか?
「そうだね!あのような偉大な監督と一緒に仕事ができるのは、とても刺激的だ。ポルトでリバプールと対戦したとき、彼はとても良い人で、サッカーの面だけでなく、人間的にも気を配っていることがよく分かった。最初は慣れるための期間であり、チームメイトや監督、コーチングスタッフとともに成長するためのチャンスでもある。そのような経験を共有できることは、本当に幸せだよ。それがプロのサッカー選手として、僕のキャリアを助けてくれることを願っている。」
ペピン・リンダースもFCポルトをよく知る人物で、ポルトガルサッカーや選手の育成方法の大ファン。彼と一緒に仕事をするのは楽しみですか?
「ええ、もちろん!スタッフのみんなやチームメイトとも一緒に働きたいと思っている。先ほども言った通り、ここのレベルや水準はとても高い。チームメイトの一人ひとりをとても尊敬している。僕にとって、彼らは自分のチームでも代表でも絶対的なスーパースターだ。ペップのような参考にすべき人物と一緒に仕事をすることは、本当に素晴らしいことだと思う。」
チャンピオンズリーグやプレミアリーグなど、勝つことに慣れたチームですが。これまでどのくらい私たちを見る機会がありましたか?
「正確な数を言うのは難しいのですが、今シーズンは5試合ほど見たかな。チャンピオンズリーグは全試合見てるけど、この時期はポルトに集中していた。リバプールの試合は、普段からビッグマッチに参加しているし、できる限り見るようにはしていた。プレミアリーグには重要で面白い試合がたくさんあるからね。」
新しいクラブでも、チャンピオンズリーグでプレーすることが可能です。アンフィールドでの夜がどんなものになるか、想像したことはありますか?
「このようなビッグクラブで、他のビッグクラブを相手にチャンピオンズリーグでプレーできる、その瞬間がくれば本当にうれしいだろう。本当に誇らしい瞬間になると思うよ。満員のアンフィールドでプレーすることも、以前、ポルトでリバプールと対戦したときに体感した。観客がどのように試合に臨んでいるか、その雰囲気を感じられる。先ほども言ったように、本当に誇らしい瞬間であり、チームと一緒に経験できることは本当に幸せなんだと思います。」
23番の背番号は、ロビー・ファウラーやジェイミー・キャラガーらクラブのレジェンドが着ていた歴史あるものです。あなたにとって何か特別な意味はありますか?
「私が選手生活をスタートさせたジュニア・バランキージャで、以前から着ていたものだ。そこで選手としての第一歩を踏み出したから、その背番号を付けて育って、うまくいっていた。だから、この背番号をふたたび選び、ここで着用することにした。過去にこの背番号を身につけたビッグネームを聞いて、その数字に値するかどうかは僕にかかっている。そして、チームやコーチングスタッフが必要としていることにベストを尽くし、求められたらいつでもプレーできるようにしたいね。」
最後にリバプールのサポーターへのメッセージと、あなたがこのチームに与えられるものを教えてください。
「持っているペースと、ボールを使った技術やテクニック、ドリブルの能力という点で、チームに多くのものをもたらすことができると思うし、僕の長所だと思う。また、ゴールを決めることができる。それに加えて、ファンのみなさんにメッセージを送りたいです。これまでと同じように、僕らを応援し続けてくれれば、チームのために100%を発揮し戦い抜けるし、みんなをハッピーにできることを願うよ。」