カタールW杯欧州予選グループCでイタリア代表を破り、ワールドカップへの切符を手に入れたスイス代表。そのチームで攻撃の中心として活躍するのが、元リバプールMFシェルダン・シャキリ。同国代表では絶対的なレギュラーにも関わらず、クラブレベルではなかなか出番に恵まれていない。
昨シーズンまで所属していたリバプールでは、モハメド・サラーやサディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノらの座を脅かすに至らず、度重なる負傷の影響もあり、スタメンの座を確保できずじまい。出場機会を求めて、昨夏にフランスへと旅立った。
オリンピック・リヨンに加入した同選手だが、リーグ・アンでも苦戦を強いられる。加入直後こそスタメンとして試合に出場していたスイス代表FWだが、徐々にベンチを温める試合も多くなり、途中出場すらできない試合も増え始めた。
そんな同選手だが、半年間でリヨンを退団するようだ。『The Athletic』によれば、イリノイ州の都市シカゴにホームを置くサッカークラブ “シカゴ・ファイアーFC” はスイス代表MFとの契約締結に迫っており、詳細部分の話し合いが進められている。
シャキリは本日行われるASモナコとの試合に含まれておらず、クラブとは別行動で移籍に向けた交渉を続けることに。30歳になったミッドフィルダーのアメリカ上陸が刻一刻と近づいている。
過去にはインテル・ミラノやストーク・シティ、バイエルン・ミュンヘンらでプレーしていた同選手は、バイエルンとリバプールで2度にわたりチャンピオンズリーグ制覇を経験。プレミアリーグ、ブンデスリーガ、スイス・スーパーリーグと3つのリーグで優勝メダルを受け取っている。
経験豊富かつタイトルコレクターとも言えるほど運を持っているスイス代表MFは、カタールワールドカップを約1年後に控え、新たな国の新たなサッカーリーグで活躍を誓う…