この冬の移籍市場の最終日で、取引がまとまったリバプールとフラム。イングランドU-18代表MFファビオ・カルヴァーリョが今年6月末の契約満了を前にアンフィールド移籍が実現かに見えたが、ローンバック条項の書類対応が遅れ、ギリギリのところで移籍不成立となった。
今後6ヶ月間もフラムとの契約を全うすることになった同選手だが、リバプールは引き続き強い関心を抱いており、ユルゲン・クロップ監督も会見でも隠せずに興味を持っていることを明かしている。一部報道では、カルヴァーリョ自身もリバプール移籍しか望んでいないとも言われている。
今冬の移籍市場でメディカルチェックも完了し、個人合意もしているだけに、残るはクラブ間合意のみ。6月末にはフリーエージェントでの移籍も可能だが、リバプールは強豪クラブが同選手に対して条件提示する前に移籍を取り付けたい構えだ。
フラムも補償金をただただ支払われるよりは、少しでも上乗せした価格を受領したい気持ちが山々。ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)は、ファビオ・カルヴァーリョ陣営も踏まえた話し合いが、2月中に予定されているようだ。
Liverpool have new direct contact scheduled with Fabio Carvalho’s camp and Fulham in February – both clubs still working to find a solution after deal collapsed on Deadline Day. 🔴🇵🇹 #LFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) February 5, 2022
Medical tests were already completed, personal terms agreed too – Klopp wants Carvalho. pic.twitter.com/Fd0OVvSRcX
着実に前進し続けるイングランドU-18代表MFのリバプール加入。1月末にはすでにクラブ合意がなされており、両クラブの関係性も申し分ない。さらには、同じく移籍期限ギリギリでウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズを貸し出しており、ある意味での借りを作った状態。
個人的には同選手の移籍騒動には楽観的だが、昨シーズンにはジョルジニオ・ワイナルドゥムがバルセロナ移籍直前にも関わらず、パリ・サンジェルマンが介入し、すぐに掻っ攫っていった事例もあるだけに、正式発表までは気が抜けない。
はたして、ポルトガル出身の未来のイングランド代表ミッドフィルダーが、来シーズン以降アンフィールドでプレーしているのだろうか…?