2018/19シーズンに、6度目となるチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたリバプール。バルセロナとの準決勝では、トレント・アレクサンダー=アーノルドの意表をつくコーナーキックに反応し、決勝進出を決める決勝点を奪ったのが、ベルギー代表FWディボク・オリギ。
決勝戦でも優勝を確実にする追加点を決め、一躍シンデレラ・ボーイに。その翌シーズンには、フロントスリーのバックアップを任せられ、何度か貴重なゴールを決めたものの、シーズンを通して期待されたほどの活躍を見せられず。
日本代表FW南野拓実やポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタらがリバプールに加入し、ハーヴェイ・エリオットやカイデ・ゴードンらが台頭。フォワード陣での序列が下がり、プレミアリーグではほとんど出番を得られずに、カップ戦要員となってしまう。
今季は南野拓実がカップ戦でゴールを量産する一方で、負傷の影響によってベンチ外が続いたベルギー代表FW。その間に、コロンビア代表FWルイス・ディアスも加入してしまい、さらに立場は危うくなるばかり。
『The Athletic』によると、ますます序列が下がる同選手は今年の夏でリバプールを退団する可能性が高まっており、契約満了に伴うフリーエージェントでの放出となる見込み。現行契約には試合数に応じた契約延長条項が含まれているが、クラブ側はそれを行使せずに、フリーでの退団を容認する構えのようだ。
昨年の夏、またこの冬の移籍市場では売却を試みたリバプールだったが、適切な移籍先を見つけ出すことができずに、結果的に残留することに。ここ数年にわたり、放出候補として様々なクラブへの移籍が報じられてきた同選手が、ついにアンフィールドを退団するXデーが近付いている。
リバプールで通算167試合40ゴール16アシストの数字を残したベルギー代表FW。この夏には次なるクラブを探さなければいけないが、新しいクラブはどこになるのだろうか…?