リバプールでともにエースの立場で、得点を量産し続けてきたエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネ。アフリカ選手権を勝ち上がった両選手は、まさかの決勝の舞台でバトルを繰り広げた。
タレントを揃え、攻め立てるセネガル代表。試合開始早々には、サディオ・マネがPK失敗と先制に失敗すると、攻めても攻めてもゴールならず。一方で、エジプト代表もリバプールFWモハメド・サラーが巧みな抜け出しやドリブルでシュートを放つも、ともにゴールが遠い。
PK戦にもつれたファイナルだが、最後は試合序盤にPKと止められていたサディオ・マネが決めると、セネガル代表が同大会で初めて優勝を果たした。歓喜に湧くセネガル代表チームとは対照的に、悲しみに暮れるエジプト代表。
エジプト代表でもエースのモハメド・サラーの目には涙。リバプールでともに戦うサディオ・マネが近寄ると、肩を抱きながらメッセージを伝える場面が映像に収められており、仲の良さを伺わせた。セネガル代表FWは、その時に告げたメッセージの内容を明かし、エジプト代表FWのプレーぶりを讃えた。
「 “彼はとても優れた選手であることに変わりはなく、同じクラブでプレーできることは喜ばしいことだ! ” と伝えました。彼をとても尊敬しているし、彼は国のためにすべてを捧げてくれたね。」
「残念ながら優勝は逃したが、これで終わりというわけではない。”2023年のアフリカネイションズカップを含め、まだ勝つべきものがたくさんある!” とも伝えた。若いチームなので、いつか勝てるかもしれない。」
beIN Sports
モハメド・サラー × サディオ・マネ…💕💕💕#YNWA #リヴァプール #AFCON2021
— LIVERPOOL × YNWA (@LIVFC19) February 7, 2022
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初優勝を遂げたセネガル代表は、母国で優勝を祝うセレモニーに参加予定。一方で、モハメド・サラーはいち早くイングランドに戻り、レスター・シティ戦に向けてすぐさま練習に参加する旨をクラブに伝えており、悔しさを糧に、高いプロ意識を示し続けている。
ルイス・ディアスも加わり、南野拓実も調子を上げつつあるリバプール。アフリカ選手権に参加していたナビ・ケイタはすでに復帰しており、モハメド・サラーとサディオ・マネも近日中に復帰予定。後半戦に向けて、マンチェスター・シティを捉えるためのメンバーが揃ってきた…