かねてよりアーセナルに所属するイングランド代表MFブカヨ・サカへの関心が噂されてきたリバプール。いまだに20歳と将来嘱望な若きイングランドのアタッカーは、2024年にクラブとの契約が終了することから、リバプールやマンチェスター・シティらが獲得を狙っていると、『ESPN』が報じていた。
急激に過熱感を増してきた同選手を巡る去就だが、現時点では全く動きは見られない。しかし、アーセナルのトップチームで通算115試合18ゴール26アシストを記録し、今シーズンも圧倒的なスタメンの座をガッチリと確保しており、日本代表DF冨安健洋との連携も抜群だ。
今季担当する右ウイングだけじゃなく、左でも稼働可能。若かりし頃は左サイドバックとしてもプレー経験を持っており、ユーティリティ性も高く評価されている。そのポテンシャルは誰もが認めるところ。
トップチーム昇格以来、アーセナルは苦戦しており、プレミアリーグ4位以内でシーズンを終えたことがない。チャンピオンズリーグ出場権を確保できておらず、選手本人も同大会でのプレーした経験がないことを意味している。
ただ、ブカヨ・サカ自身はチャンピオンズリーグへの夢を語っており、少しでも多くヨーロッパ最高峰の舞台でのプレー願望を明かしており、移籍報道をさらに強めることになっている。
「チャンピオンズリーグは特別な夜をたくさん作ってくれると思うし、そのうちの1試合でも経験することは今でも夢だ。できればもっとたくさん経験したいね。」
The Metro
今シーズンこそ成績を上げてきており、4位フィニッシュに向けて良い兆候が見え始めている。ミケル・アルテタ監督のもとで、若手へのシフトを起点に変わりつつある同クラブは、今後数年後にはプレミアリーグの中心になる可能性すら秘めている。
ただし、現時点ではマンチェスター・シティやリバプール、チェルシーらとの差は明らかであり、トップスリーの牙城を崩すには至っていない。迫る契約期間とアーセナルの成長が、イングランド代表MFの動向の争点になるが、アルテタ監督は同選手との契約延長に向けて全力を尽くしていく。
「選手や代理人、家族とも話をすることになるが、すべてが非常に重要なことだ。」
「もちろん、私たちの願いは、できるだけ長く(ブカヨ・)サカを留めること。彼は我々のクラブやDNAの一部であり、成長し続けているし、成熟し始めている。」
「チームにおける彼の重要性は疑う余地もなく、最高の人材を維持しておきたい。」
Evening Standard
はたして、アーセナルの未来を担うであろう将来有望なミッドフィルダーは、より上位のクラブへの移籍を決断する日は訪れるのだろうか…?