チャンピオンズリーグ・ラウンド16でインテル・ミラノ相手に先勝したリバプール。ロベルト・フィルミーノの絶妙なゴールに加えて、モハメド・サラーがディフェンス陣をすり抜ける得点で、2点差にリードを広げて、サン・シーロでの1stレグを終えた。
この試合は前半戦こそ膠着した状態だったものの、後半戦の開始早々からホームチームが攻勢を仕掛ける。度々リバプールのペナルティーエリアに攻め込み、シュートチャンスがあったが、自慢の攻撃陣は鳴りをひそめ、ノーゴールで終わってしまった。
一方で、絶賛されたのは、リバプールのセンターバックコンビ。幾度となくチャンスを潰し、前線へのロングフィードやパスでもチームに貢献。高身長かつフィジカルにも恵まれたセンターバック陣は、エディン・ジェコやラウタロ・マルティネスに全く仕事をさせなかった。
この試合ではキャプテンを務めたオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクがマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。しかし、アーセナルOBティエリ・アンリは2得点目のシーンに触れつつも、ファンダイクのパートナーを担当したイブラヒマ・コナテがMOTMにふさわしかったと吐露している。
「モハメド・サラーの得点感覚、彼はボールが自分のところに来ることを知っていた。(イブラヒマ・)コナテがボールを蹴ろうとしていたから、ボールを確実に蹴れるように確認していたね。」
「彼が何を言ったかは知らないが、(イブラヒマ・)コナテはボールから離れた。」
「ところで、(イブラヒマ・)コナテのプレーは素晴らしかった。今夜、本当に素晴らしかったよ。」
「僕は(イブラヒマ・)コナテがマン・オブ・ザ・マッチだと思ったんだ。」
CBS Sports
同番組に出演していたリバプールOBジェイミー・キャラガーも、若きセンターバックにも称賛のコメントを残しており、フィルジル・ファンダイクのパフォーマンスはあくまで想定通りだったと発言している。
「フィルジル・ファンダイクはいいプレーをしたけど、ほとんど予想通りだ。」
「(イブラヒマ・)コナテが入っても、普段は(ジョエル・)マティプなので、正確にはファーストチョイスじゃないけど、若い選手が入ってきた。」
「彼は若い選手で、あのテンションが張り詰めた雰囲気の中でプレーしている。」
「(フィルジル・)ファンダイクはその雰囲気を楽しんでいると言っていたが、スタジオにいる私たちはその雰囲気を味わうことができない。」
「若いセンターバックとしては、彼が対戦した選手たちと一緒に、おそらく(フィルジル・)ファンダイクにも勝ったのだと思う。」
CBS Sports
今シーズンからリバプールに加入した元フランスU-21代表ディフェンダーは、出場した試合では好調ぶりを披露しており、プレミアリーグならびにクロップ・サッカーに完全に適応。ファンダイクやマティプから学び、近い将来ディフェンスリーダーに成長してくれるであろう…