グループステージに続いて、サン・シーロに乗り込んだリバプール。幾度かチャンスを作られ、危ない場面を迎える守備陣の活躍もあり、無失点に抑え込む。すると、ロベルト・フィルミーノやモハメド・サラーのゴールで2点差を付けて、アンフィールドでの2ndレグに挑むことに。
2018年の夏にASローマから加入したブラジル代表GKアリソン・ベッカーは、今シーズンも最高のパフォーマンスで何度もチームを救ってきた。この試合もまた安定したプレーぶりで最終ラインを支え、インテル・ミラノ相手にクリーンシートを達成。
リバプールで絶対的な守護神として君臨する元ローマGKだが、若かりし頃にはセリエAでライバル関係にあるインテル・ミラノ移籍の可能性があったようだ。しかし、ローマに移籍することになった自身のキャリアに対して、全く後悔の念はない。
「17歳の時、インテルに近づいていた。」
「残念ながら、それは実現しなかったが、僕のキャリアは素晴らしいものだった。ローマには素晴らしい思い出がある。」
Sky Sports
加入の可能性があったインテル・ミラノ相手に、我慢の展開を凌ぎ、しっかりと勝ち切ったブラジル代表GK。そんな難しい試合を振り返り、チャンスを生かしたチームを称えつつも、インテルがアンフィールドでも全力で挑んでくるはずだと語っっている。
「インテルは多くのチャンスを作ったが、僕たちはそれに対処した。彼らのシュートをブロックし、チャンスを最大限に生かした。」
「インテルは素晴らしい試合をしたが、僕らが一番良いチャンスを掴んだんだ。インテルは素晴らしいチームであり、アンフィールドで素晴らしい試合をすると確信している。」
Sky Sports
要塞アンフィールドにインテル・ミラノを迎えての第2戦目は、大歓声を後ろ盾に戦える。まして、2点差を付けており、比較的余裕を持った状態でセリエAを迎え撃つ。準々決勝に進むのも時間の問題かもしれない。
ただし、その間に待ち構えるのは、カラバオ・カップ決勝戦。プレミアリーグはもちろん、FAカップの試合も開催予定されており、4冠を目指すリバプールの過密日程の中で、しっかりと勝利を掴んでいきたい…