この冬の移籍市場において、コロンビア代表FWルイス・ディアスを補強したリバプール。そのまま市場が閉まるのを待っていたわけではなく、フラムに所属するイングランドU-18代表MFファビオ・カルヴァーリョ獲得に迫っていた。
しかし、ローンバック条項を成立させるための書類が間に合わずに、結局はフラム残留。ロンドンでのメディカルチェックや個人契約にも合意し、移籍直前まで迫っていただけに、締切期限に泣かされた形のリバプール。
それでも、引き続き話を続ける両クラブは、近く合意に至るのでは?と伝えるメディアやジャーナリストも多く、楽観視しているサポーターも多いことだろう。冬の時点では給与面なども一旦は合意していたため時間の問題にも思えたが、ここに来てライバルが出現した。
『Daily Star』によると、マンチェスター・ユナイテッドがフラムMFファビオ・カルヴァーリョへの関心を強めており、ライバルチームからの強奪を狙っている。今夏前までに契約を取りまとめ、アンフィールドではなく、オールドトラフォードに迎えるために動き出したようだ。
アーセナルやウェストハム、トッテナムらも関心を寄せているものの、リバプールがポールポジションにいることは間違いないだろう。ハーヴェイ・エリオットの件で争ったリバプールとフラムだが、昨夏にはハリー・ウィルソンを譲渡し、先月にはネコ・ウィリアムズをレンタルで放出しており、関係性は問題なさそう。
正式発表までは何が起こるかわからないサッカー界の移籍事情。直近で言えば、昨夏にバルセロナ移籍がほぼ確定していたオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムだが、最後の最後にパリ・サンジェルマンが割り込み、一気に契約まで持っていった。
素早く契約をまとめ上げることで有名なリバプールだけに、限りなく加入に近づいたターゲットを取り逃すことはないはず。そして、来シーズンにはアンフィールドで躍動するイングランドU-18代表MFの姿を拝みたい…