この冬に、FCポルトからコロンビア代表FWルイス・ディアスを獲得したリバプールは、そのままの流れで、フラムに所属するイングランドU-18代表MFファビオ・カルヴァーリョに関心を示し、リバプールとフラムは話し合いを進めた。
移籍期限が迫る中、クラブ間合意に至った両クラブ。選手側との合意もなされ、ロンドンでのメディカルチェックも完了。リバプール加入の正式発表も時間の問題と思われたが、チャンピオンシップへのローンバック条項が重荷になり、必要となる書類が間に合わずに破談となってしまった。
今シーズンもプレミアリーグ復帰を目指して戦うフラムでスタメンを張っており、2位以下を引き離して首位を走っているクラブの攻撃を操る。リーグ戦では22試合7ゴール5アシストを記録しており、得点にアシストにと数字を残せる選手であることを証明し続けている。
まだ19歳と将来有望な若きイングランド代表ミッドフィルダーに関して、サッカー・ジャーナリストであるデイビッド・リンチ氏によれば、リバプールとフラムは1月に合意した内容をそのまま流用し、今夏での移籍が高まっていることを示唆している。
「2つのクラブの間で交渉が行われていることについては、まったく疑いの余地がない。」
「リバプールとフラムは、期限日に契約が成立しなかった。それでも、金銭的な面では喜んで合意していたため、そこに変更は必要なく、契約を白紙にする必要もない。」
「1月に合意した移籍金は、今夏も同じになるだろう。彼らは法廷論争を完全に排除することができる。」
「クラブ間の合意も、選手とリバプールの間の合意もあり、個人的には取引がまとまることを強く予想しているよ。」
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ハーヴェイ・エリオットやカーティス・ジョーンズらポテンシャルに溢れる若手のミッドフィルダーが台頭し始めているリバプール。タイラー・モートンもうまくファビーニョの不在をカバーし、今季その能力をトップチームでも評価され始めた。
創造性のある攻撃センスは、チアゴ・アルカンタラの後継者にも目されるファビオ・カルヴァーリョ。引かれた相手に苦戦することも多いリバプールにおいて、ペナルティエリア近くでアイデア溢れるスルーパスやシュートが放てる選手が貴重だ。
リバプールの未来が着々と形成されつつあり、フラムMFも重要な役割を担ってくれるはず。なによりも、早くリバプールからの正式発表を聞きたいところだ…