トッテナム・ホットスパーが具体的な話し合いを進めており、マンチェスター・ユナイテッドからも関心が届く中、リバプールがコロンビア代表FWルイス・ディアス獲得に漕ぎ着けた、この冬の移籍市場。
プレミアリーグ上位陣がこぞって狙いを定めていた元ポルトFWだが、リバプールは元々、今夏の移籍市場での獲得を目指していたものの、ライバルクラブが獲得レースに参戦。さらには、ポルト側が求めていた当初の移籍金を引き下げたことで、リバプールは補強プランを早めた形だ。
すでにチームに馴染み、デビュー戦でいきなりアシストを記録すると、数日後には待望の初ゴールも奪う。カラバオカップ決勝ではスタメン出場し、対峙したセサル・アスピリクエタやトレヴォ・チャロバーに問題を与え続けた。
抜群の活躍に加えて、連携面でも全く問題なし。新戦力とは思えないほどに躍動し続ける同選手には、トッテナムやマンチェスター・ユナイテッド以外にも、ウェストハムが強い関心を抱いていた事実を、デイビッド・モーイズ監督が明かしている。
「本当だ。ルイス・ディアスとは電話で話したが、FCポルトから彼を獲得するのはかなり非現実的な話だった。」
「理解している限りでは、リバプールは夏に彼を獲得するつもりだったし、私は1月に彼を獲得しようと思っていた。」
「我々が1月に獲得しようとした動きが、リバプールの決断に影響したかどうかは分からない。それでも、彼は本当に良い選手だ。」
「自分たちの力でどうにかなると思った時期もあった。ロンドンで代理人と話し愛を進めた。」
「そして、他のクラブがその話に乗っかってきた。クラブは適切な選手にオファーを出す準備ができていたが、悲しいかな、そこまでたどり着けなかった。」
「通訳と代理人と一緒に、(ルイス・)ディアスと電話で話をした。私は彼がウェストハムを選んでくれることを本当に願っていた。」
「結果的には獲得できなかったが、ウェストハムを向上させるために最高の選手と契約するという我々の野望は良いサインだ。私はクラブをより良くしたいし、できることなら平凡なものにはしたくない。」
「時には我慢強く、適切なタイミングで適切なものを手に入れられるよう願う必要がある。」
「全く合わない人を連れてくるより、決断するのが私のやり方だよ。」
The Mirror
昨シーズンから驚異的な強さを発揮し、上位に食い込むウェストハム。アーセナルやマンチェスター・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパーらと4位争いを繰り広げ、昨季が運ではないことを証明し続けている。
もしも、ルイス・ディアスが同クラブに加わっていたら、すでに強力な前線の選手たちにプラスアルファとなっていた。リバプールはアウェイの地で敗れているだけに、ライバルチームを強化しないという名目においても、リバプールにとって最高の補強になったと言えるだろう…