サッカー界がインターナショナルマッチ期間を迎えた1週間。アンフィールドにはかつてのレジェンドたちが勢揃いし、バルセロナ・レジェンズを相手にチャリティーマッチが開催された。ケニー・ダルグリッシュが指揮をとり、イアン・ラッシュがアシスタントを務めた。
アストン・ヴィラを率いるスティーブン・ジェラード監督もピッチでプレーし、自ら獲得したPKを沈めたものの、試合はバルセロナ・レジェンズが2得点を奪い、勝利をもぎ取った。
その試合で先発出場を飾り、マン・オブ・ザ・マッチを受賞したのが、2006年から2014年まで負傷に悩まされ続けながらも、ディフェンスラインを支え続けた元デンマーク代表DFダニエル・アッガーだ。
リバプールでは通算232試合14ゴール11アシストを記録し、ときには後方から上がり、豪快なロングシュートを沈めるほどの左足を持つ同ディフェンダーは、普段サッカーをしていないから大変だったことを認めつつも、アンフィールドに戻れて嬉しさを隠しきれずに、試合後のインタビューに応えた。
「楽しかったよ。ゆっくりだったけど、ハードな戦いで楽しんでもらえたと思う。僕は普段サッカーをまったくしないので、それを隠すのに必死だったよ。」
「ハーフタイムにドレッシングルームで言ったように、サッカーを続けていれば、サッカーをすることは難しくない。でも、僕らは確実に実行できてなかったね。」
「他では再現できない感覚だ。ここに来られて、ピッチに立てて、またサッカーができてうれしい。僕は全然プレーしていないんだけどね。もっとプレーできればよかったんだけど、ここに集るのは良いことだね。」
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バルセロナ移籍に近づいた時期もあったが、最後までリバプールとアカデミーを過ごしたブレンビーIF一筋でキャリアを終え、サポーターからも愛された選手。現在はHBキューゲ(デンマーク)を監督として率いており、未来にはプレミアリーグで指揮を執るダニエル・アッガーが見れるかもしれない…