ジュアゼイロに生まれた元ブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスは、セビージャ(スペイン)で国内リーグを代表するサイドバックに成長し、2008年にはヨーロッパ屈指の強豪クラブであるバルセロナ移籍を勝ち取った。
2016年まで在籍した同選手は信じられないアップダウンを繰り返し、攻守両面で絶大な能力を発揮。同時期に同クラブの指揮官に就任したジョゼップ・グアルディオラ監督に加えて、リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタ、シャビらと黄金時代を築いた。
その後はユベントスやパリ・サンジェルマンを渡り歩き、2019年には母国サンパウロに加入。2年契約を全うし、フリーになるも、かつての同僚シャビ監督が就任したバルセロナに、38歳という年齢で電撃復帰を果たした。冬の加入にも関わらず、すでに6試合1ゴール2アシストとまだまだ現役でプレーできることを証明している。
サイドバックという体力が必要なポジションで、長きに渡って高いレベルで活躍し続けている元ブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスは、15歳以上も年齢が離れているリバプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルドを絶賛し、尊敬の念を抱いていることを告白している。
「トレント・アレクサンダー=アーノルドをとても尊敬している。彼はファンタスティックなサッカー選手で、ワールドクラスの技術を持っているんだ。」
FourFourTwo
18歳で地元リバプールでトップチームデビューを飾ったイングランド代表ディフェンダーは、サイドバックとは思えないアシスト数を記録し続けており、今シーズンもアシストランキングで上位を争っている。
守備面が批判されることも多い同選手だが、攻撃性能やロングレンジの正確なパスは脅威的であり、プレミアリーグを見渡しても同レベルの能力を有する選手は数少ない。ましてディフェンダーとしては異例であり、クラブや代表とともに次世代を担うディフェンダーとして期待されている。
スティーブン・ジェラードに並ぶクラブのレジェンドになれるだけのポテンシャルを有しているだけに、今後は精神面でもチームを引っ張って、チャンピオンズリーグやプレミアリーグをふたたび制覇したいところだ。
全く衰え知らずの元ブラジル代表も絶賛する世界でも最高峰のサイドバックは、引き続き右サイドからチャンスを作り続け、時にはシュートでチームを勝利へと導いてくれるだろう…