プレミアリーグにおいて、マンチェスター・シティとの雌雄を決するかもしれない首位決戦を控えるリバプール。年末年始で勝ち点差を広げたシティだが、ここ最近はリバプールが猛追しており、現時点で勝ち点差はわずか “1” にまで縮まっている。
そんなリバプールからも、数多くの選手たちがカタールW杯出場権を手に入れている。日本代表FW南野拓実もオーストラリア戦での勝利でカタールへの切符を掴む一方で、モハメド・サラーのようにギリギリのタイミングで手が届かなかった選手たちも在籍している。
エジプト代表ストライカーを敗退へと追いやったのが、セネガル代表。アフリカ選手権でも熾烈なファイナルを演じた両チームは、カタールW杯を目指して激しいホーム&アウェイ戦を繰り広げた。そして、セネガル代表にはチームメイトであるサディオ・マネもプレーし、最後のPKキッカーを務めた。
その数日後にはW杯本戦の抽選会が執り行われ、グループAに振り分けられたセネガル代表。同じグループには、開催国カタールに加えて、エクアドルが同組に在籍。最大のライバルになり得るのは、ヨーロッパを勝ち抜いたオランダ代表だろう。
オレンジ軍団で守備陣をまとめるのは、リバプールでもディフェンスを引っ張るフィルジル・ファンダイク。サディオ・マネとの直接対決が実現することになった両選手。オランダ代表ディフェンダーは、セネガル代表が予選通過を決めたタイミングで電話で話したことを明かしつつ、同じグループに入ったら…という会話もなされていたようだ。
「W杯予選通過後、彼に電話を入れて、よくやったね!と声をかけた。そして、同じグループに入るかもね!と冗談を言い合ったんだけど、現実になったね。」
「(セネガル代表との対戦について)とても難しい。彼らはアフリカのチャンピオンで、僕たち(オランダ代表)のように、素晴らしい選手たちがいる。ほんと困難になるだろう。セネガル代表と彼らが成し遂げたことをリスペクトしているが、僕たちも同様に準備しなければならないね。」
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ともにスター選手を有しており、タレントだけで言えば、どちらにも勝機があり得る。選手層だけで言えば、オランダ代表に軍配は上がる。それでも、冬開催と言えども暑いことが予想されるカタールだけに、ヨーロッパ組はとくにコンディション調整に苦労する可能性がある。
いまから待ち遠しい対戦が今年の冬に開催される。スペインやドイツといった強豪国と対決する日本代表にも注目が集まるものの、セネガル代表とオランダ代表の対戦にもリバプール・サポーターであれば関心を寄せざるを得ない。
セネガル?オランダ?はたして、どちらの国に勝利の女神が微笑むのだろうか…?