今日の未明に、プレミアリーグを左右するかもしれないマンチェスター・シティとの大一番を控えるリバプール。年末年始でだいぶ差を広げられたものの、直近5試合でふたたびその差を縮め、リーグ戦も終盤に向かう中での直接対決は世界中から注目が集まる。
前回対戦では、前半にはうまくファビーニョの傍を使われ、簡単にボールを回しを許す中でもなんとか無失点で抑える。後半にはクロップ監督が見事に修正し、一進一退の攻防を繰り広げた。結果は2対2の同点で、アンフィールド開催ということを考えると、シティが貴重な勝ち点 ”1” を手にした格好だ。
直接対決の前まで勝ち点差たった “1” と世界でもトップリーグで、トップランクに位置する強豪クラブ同士が異次元のバトルを展開。この試合だけで決まることはなにせよ、今後の流れを引き寄せるためにも重要な試合であることに変わりはない。
その重要性はリバプールでキャプテンを務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンも認識しており、タフな試合になると予想している。それでも、日頃から共に練習するチームメイトの力を信じ、全力を傾けることを誓っている。
「多くを語ることもあるけど、正直なところ、一緒にプレーしている選手たちやチームに対して、全幅の信頼を置いている。」
「ほんとに100%信頼しているし、試合に出ればお互いに支え合い、全身全霊を尽くすはずさ。それが、みんなに求められるすべてだよ。」
「リーダーや才能にあふれた、とても特別なドレッシングルームがある。今週末だけでなく、残りのシーズン、再来年、その次のシーズンも、1試合1試合ですべてを出し続けられるといいんだけどね。」
「重要な試合で、タフな試合になるだろうが、とにかく自分たちらしく、自分たちの力を発揮していきたい。そうすれば、後悔することはないさ。」
LFC公式サイト
今回の対戦は、エティハド・スタジアムで開催。ホームチームであるマンチェスター・シティが大歓声を味方につけて有利であることは否めない。今シーズンの攻守の切り替えや攻撃の多様性は抜群で、リバプールでも容易にプレスを嵌めることは難しいだろう。
ただし、リバプールにはプレミアリーグを優勝した頃の勝負強さが戻ってきた。シーズン前半戦jほどの得点を決めているわけではないが、試合を通して満足のいく内容でなくても、着実に最大の勝ち点を積み重ね続ける。
新戦力ルイス・ディアスもすぐさまチームにフィットし、新たな選択肢を手に入れたリバプール。絶頂期ほどのゲーゲンプレスは鳴りを潜めるものの、ふたたび勝ち切れるチームへと変貌したアウェイチームが、最終的には勝ち点 “3” を手中に収めてくれると信じてやまない…